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東大の投資会社、テマセク傘下ファンドに出資=ディープテック、AI支援―シンガポール

【シンガポール時事】東京大学が設立したベンチャーキャピタル(VC)の東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)は7日、バーテックス・ベンチャーズ・ジャパン(VVJ)が運営するファンド「VVJ1号投資事業有限責任組合」に出資をすると発表した。VVJはシンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングス子会社のバーテックス・ベンチャーズ・ホールディングスが運営するVCの日本拠点。世界各地のVCに大口出資や運営支援を提供している。
出資は東京都の支援で運営する大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合(アカデミック・スタートアップ・アクセラレーション=ASAファンド)を通じて行い、経営には関与しない。出資額は明らかにしていない。
VVJ1号投資事業有限責任組合は、ディープテック、人工知能(AI)、DX(デジタル・トランスフォーメーション)など成長が期待できる分野に投資する。また、東南アジアやインド、米国、イスラエル、中国などの拠点と連携し、スタートアップへの成長資本の提供、海外展開支援、グローバル企業との提携機会を創出する。
東大IPCは、VVJの支援の取り組みが、大学発スタートアップのエコシステム構築という方針に沿っていることから出資を決めた。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2025/04/08-16:08)
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