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経済産業省が29日発表した10月の鉱工業生産指数速報値(2020年=100、季節調整済み)は104.3と、前月比3.0%上昇した。上昇は2カ月連続。半導体や自動車の生産増が寄与した。生産の基調判断は「一進一退で推移している」に据え置いた。
全15業種のうち、11業種が上昇した。生産用機械工業は21.7%の大幅プラス。中国や台湾向けの輸出が伸びた半導体製造装置がけん引した。自動車工業は6.4%増。普通乗用車の輸出増が押し上げたほか、自動車の生産増に伴って駆動伝導・操縦装置部品も上昇した。
一方、生産予測は11月が2.2%低下、12月は0.5%低下。半導体製造装置をはじめ、生産用機械工業の反動減が響く見通しだ。担当者は「米国と中国の経済動向を引き続き注視する」と指摘。自動車に関し、「国内は販売が戻っているが、外需要因で生産活動に足踏みが見られている」と説明した。
10月の出荷は2.8%上昇で2カ月連続のプラス。在庫は0.1%の微減で、2カ月ぶりにマイナスに転じた。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2024/11/29-10:17)
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