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水素燃料費に初の補助=商用車向け、6都県で―経産省

経済産業省は19日、走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しない水素燃料電池を搭載したトラックやバスなど商用車向けに燃料費を補助すると発表した。同省はこれまで水素ステーションの整備費用などを補助してきたが、燃料費への補助は初めて。ステーション整備の「重点地域」に選定している6都県が対象で、水素1キロ当たり700円を支給する。
経産省は、2030年度に向けて燃料電池車の需要喚起や水素ステーションの整備などを先行して推進する重点地域に、東京、神奈川、福島、愛知、兵庫、福岡とその周辺地域を選定。6都県には独自の支援策の拡充を求めていく考え。
重点地域内には整備中も含め、89カ所の水素ステーションがある。水素燃料は化石燃料と比べると価格が高いことから、民間事業者の負担を大幅に減らすのが狙い。補助額700円は水素とディーゼル燃料の価格差の約4分の3に相当する。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2025/05/19-17:32)
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