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東京株、710円高=米関税差し止め命令を好感

29日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比710円58銭高の3万8432円98銭と大きく値上がりして終わった。トランプ米大統領が発動した関税の一部を米裁判所が差し止めたことで投資家のリスク選好姿勢が強まり、幅広い業種が上昇した。
特に、為替の円安が追い風となった自動車株の上昇率が大きかった。米半導体大手エヌビディアの株価が時間外取引で上昇したことも関連株の買いを誘い、日経平均を押し上げた。
一方、東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=146円台前半と、2週間ぶりの安値水準に急落した。米関税の差し止め命令を受けて景気減速懸念が後退し、安全資産とされる円が売られた。ただ、米政権が上訴したと伝わると下げ幅を縮めた。午後5時現在は145円26~26銭と前日比1円12銭の大幅な円安・ドル高。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2025/05/29-18:11)
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