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中東情勢悪化、東京株が下落=リスク回避で一時600円超安

2025.06.15 2025.06.15 21:15 経済
中東情勢悪化、東京株が下落=リスク回避で一時600円超安の画像1
下落した日経平均株価を示すモニター=13日午後、東京都中央区

 13日の東京株式市場は、イスラエルによるイラン空爆で中東情勢の悪化懸念が高まり、リスク回避の売りが優勢となった。日経平均株価は一時前日比600円超まで下落。終値は338円84銭安の3万7834円25銭と、6日以来1週間ぶりに3万8000円を割り込んだ。

 円相場が朝方に一時1ドル=142円台後半まで上昇したことや、トランプ米大統領が自動車関税引き上げの可能性を示唆したことも重しとなった。車など輸出関連株を中心に幅広く売られた。

 東京外国為替市場の円相場は午後5時現在、143円79~80銭と07銭の円高・ドル安。朝方は安全資産とされる円が買われたが、午後は「有事のドル買いとみられる動き」(国内銀行)に押され上げ幅を縮めた。 

 東京債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時1.385%に低下(債券価格は上昇)した。5月12日以来、約1カ月ぶりの低水準。比較的安全性が高いとされる国債が買われた。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2025/06/13-18:09)

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