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良く噛んで食べるとカロリーは消費しやすくなるの?

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パーソナルトレーナーの飯島です。

食べ物は良く噛んで食べると痩せると聞いたことがある方は多いと思いますが、実際の効果はどれくらいあるのか調べたので解説したいと思います。

食事誘発性熱産生としての効果

食べ物を食べると体が暖かくなると思いますが、食べ物を食べた時にエネルギー消費が増えることを食事誘発性熱産生と言います。食事誘発性熱産生は、主に噛むことと食べ物を消化吸収する際に産まれる熱で、1日のエネルギー消費量のおよそ10%を占めると言われています。

噛むと消費カロリーは増えるの?

噛むことによりエネルギー消費が増えるのかを確かめた実験があります。[1]

犬に対して

①餌を普通に食べさせた場合

②胃の中に直接餌を投与した場合

で食後のエネルギー消費に差が出るのかを検証した実験では、食後80分後以降では両条件ともエネルギー消費が同等に増えましたが、食べた直後では有意に①餌を普通に食べさせた場合の方がエネルギー消費が多くなったとの実験結果があります。このことから、噛むことによって消費カロリーが増やすことは出来そうです。

どれくらい効果があるの?

噛む回数を減らして早食いする場合と、噛む回数を増やして遅食いする場合で消費カロリーが増えるのかを確かめた実験があります。[2]

ブロック状の食品を

①早食い条件:平均103秒間かけて137回噛む

②遅喰い条件:平均497秒間かけて702回噛む

でそれぞれ食べたところ1時間で約7kcalの差が生まれ、②遅食い条件の方がエネルギー消費が多かったとの実験結果があります。このことから、効果は劇的では無いもののエネルギー消費を増やす手段の一つとして有効かと思います。

チリも積もれば大きな成果

上記より、よく噛むことによって消費カロリーは増えると言えそうですが、効果が薄いと感じる方も多いかと思います。ただ視点を少し大きく見て計算してみると意外とバカにできません。

ゆっくり食べる事が習慣づいたと仮定した場合、

7kcal × 1日3食食事をする = 1日辺り21kcal余分に消費

これを1年間続けた場合、

21kcal  ×  365日 = 7665kcal 約脂肪1キロ分

このように早食いの方と遅食いの方を比べた場合、1年間で脂肪1キロ分くらいの差は生まれる可能性があります。もし、早食いが癖になってしまっている方はこれを機に食べ方を見直してみてはいかがでしょうか?

 

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なぜ食べ過ぎてしまうのか~糖質と脂質の割合より~

参考文献

[1]Diamond,P.and J.LeBlanc.Am.J.Physiol 1987

[2]Gallagher,D.et al .AM.J.Physiol 1998

寺田 新 スポーツ栄養学 科学の基礎から「なぜ」にこたえる

 

 

 

 

 

 

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