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【脊髄損傷・脳卒中】関節が硬くなる事で起こる身体への影響

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脊髄損傷や脳卒中の後遺症で車椅子生活となった方は多くの時間を車椅子上で過ごすこととなり、ストレッチやトレーニングを怠ると、徐々に関節や筋肉の柔軟性が低下し、生活やトレーニングに影響を及ぼします。

そこで今回は車椅子生活で柔軟性が低下しやすい筋肉を紹介し、おすすめのトレーニング方法をお伝えします。

目次

・車椅子生活で柔軟性が低下する4つの筋肉
・柔軟性の低下が及ぼす生活への影響
・おすすめのストレッチ&トレーニング方法
・まとめ

車椅子生活で柔軟性が低下する4つの筋肉

①僧帽筋
車椅子の構造や身体麻痺によって「猫背姿勢」になりやすい傾向があり、猫背は僧帽筋など首から背中の筋肉を常に緊張させ肩こりの原因になります。

 

②大胸筋
大胸筋は胸の筋肉で、猫背や車椅子を漕ぐ動作を繰り返す事で肩や胸周りの関節の柔軟性を低下させます。また車椅子生活では体を捻る、胸を張る動きが少なくなる事で、大胸筋の柔軟性が低下してきます。

 

③腸腰筋
画像にある腰から脚の内側にある筋肉です。
この筋肉は車椅子に座った姿勢だと常に縮まった状態になるため、長時間の車椅子座位が続くことで柔軟性が低下していき、「反り腰」の原因となります。

 

④下腿三頭筋
ふくらはぎの筋肉でこの筋肉が硬くなると「足首の柔軟性が低下」します。
下腿三頭筋の柔軟性が低下する1番の原因は車椅子生活によって立つ機会が減る事です。
通常は立つ事で生活に必要な柔軟性が保たれますが、車椅子ユーザーでは立つ機会が減った事で、容易に柔軟性が低下しやすい筋肉の一つです。

 

柔軟性の低下が及ぼす様々な影響

筋肉の柔軟性が低下する事で様々な影響を及ぼしますが、今回は「車椅子の操作」「立位」に絞ってお伝えします。


①車椅子操作への影響

僧帽筋や大胸筋の柔軟性が低下する事で、肩や肩甲骨、胸の動かせる範囲が狭くなってしまいます。
車椅子を効率的に漕ぐにはタイヤを後ろから前に大きく回す必要があります。しかし、肩の関節が硬くなっていると、タイヤの後ろまで手を回す事ができず、身体の横から前しか漕げなくなってしまいます。
これでは車椅子本来の操作性が奪われ、余計な力を使って漕ぐ事になります。

また、猫背で車椅子に座っているだけで、肩を動かす範囲が狭まってしまいタイヤの後ろまで手を回す事が難しくなるのです。


②立位への影響

腸腰筋や下腿三頭筋の柔軟性が低下する事で立位に大きな影響を及ぼします。
腸腰筋が硬い状態で立つと、腰が反った出っ尻の状態となります。
人は本来、真っ直ぐな姿勢で立っている時は力をそれほど使いませんが、出っ尻になる事で立つ姿勢に必要以上の力を使う事になります。
また、下腿三頭筋が硬くなると立った時に踵が地面につかず爪先立ちのような状態になります。
この状態では接地面が少なく、バランスが取りにくい、踵を蹴る力が使えないなどの障害が出てきます。

 

これらのように車椅子姿勢が長時間続くと筋肉の柔軟性が低下し、関節が硬くなる事で様々な動作に影響がでてきます。

 

おすすめのストレッチ&トレーニング方法

①壁ストレッチ(肩、肩甲骨、胸)

両手を壁に付き体を前方に倒していきます。
肩関節や胸の筋肉が硬い方は徐々に前方に倒れる角度を増やしていきましょう。

*1回30秒×3回、1日数回実施

 

②うつ伏せ(股関節)

寝る前にうつ伏せになる事で、車椅子姿勢で固まった股関節の筋肉を伸ばす事ができます。
介助者がいれば画像のように膝を曲げるサポートをする事でさらにストレッチが可能です。

*1日1回5分

 

③足首ストレッチ(足首)

タオルなどを足裏に通し手前に引っ張ります。
足首が硬くなている方は引っ張ると膝が曲がる場合がある為、反対の手で膝を抑えてください。
車椅子上でも同様にベッドなどに片足ずつ乗せながら実施する事ができます。

 

障害者、車椅子ユーザー専門トレーニングはこちら

 

まとめ

・車椅子姿勢で硬くなりやすい筋肉を理解する
・筋肉が硬くなると様々な動作に負荷がかかる
・定期的なストレッチ、トレーニングで予防、改善が必要

一度、硬くなってしまった筋肉の柔軟性を取り戻すには非常に時間がかかります。
普段の車椅子生活を続けながら、今回お伝えしたトレーニングやストレッチを実施してみてください。
また、まだ硬くなっていないという方も是非、今から予防のために実施していきましょう。

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