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デッドリフトは広背筋に効くのか

 最近、動画サイトなどでも話題になった「デッドリフトは広背筋に効くのか」というテーマ。僕のところにも「実際のところどうなの?」という声が多く届いているので、今回はこれについて解説にしていきたいと思います。

【この記事の内容】

1 デッドリフトは広背筋に効くのか
2 広背筋のトレーニング
3 まとめ

 

1 デッドリフトは広背筋に効くのか

 このテーマに対して手を出すのはやや恐怖を感じますが、結論から言いましょう。

 僕は「デッドリフトは広背筋に効く。しかし、効率的な広背筋トレーニングではない」と考えています。

 効くといっても、それは「効き感」のようなものです。解剖学的に、デッドリフトという種目の際に広背筋を多く使っているのかと言われれば、それはNOです。超高重量の物を下から持ち上げる際にいろいろな筋肉を動員することになりますが、その際に使われる筋肉のひとつぐらいの感覚です。

 しかし、ほとんどのトレーニーはデッドリフトの際、広背筋を意識するため自然と力が入り、超高重量のバーベルに対し、等張性収縮によって効き感を感じています。

 この記事では書ききれませんが、否定派の意見として等張性収縮では効率が悪い、レンジ(可動域)が少ない、バイメカに合わない、などの反論が多くあります。ただし、個人的には等張性収縮で低レンジ、さらにバイメカ的にも負荷が乗るのは一瞬ですが、デッドリフトの超高重量という特徴から広背筋のトレーニングになる可能性も0ではない気がします。

 もちろん、解剖学的に見て、デッドリフトの際に最も働くのは大臀筋や大腿筋になります。否定派はこれを理由にデッドリフトが下肢のトレーニングであり、広背筋ではないと主張している場合を多く感じます。

 

2 デッドリフトのデメリット

 デッドリフトは、もしかしたら広背筋に効くかもしれません。しかし、高重量でのデッドリフトのやりすぎはお勧めしません。なぜなら、脊柱起立筋群の過度な発達を促進させるためです。

 コンテスト選手として「クリスマスツリー」などと言ってもてはやされる筋肉ではありますが、脊柱起立筋群はそもそもそこまで筋肥大させる筋肉ではありません。

 脊柱起立筋の内側にはインナーマッスルである多裂筋などが存在しますが、アウターとインナーのバランスが崩れすぎるとインナーがうまく使えなくなる可能性があるからです。

 あなたがコンテストのトップの一握りを目指しているのならば止めませんが、そうでないならば、超高重量でのデッドリフトのやりすぎには注意したほうがいいかもしれません。

 

3 まとめ

 今回のテーマはとても難しいものです。トレーナーとして解剖学的に見れば、デッドリフトは広背筋を成長させるとは思えません。しかし、超高重量によって効き感を感じるのも事実であり、もしかしたらそれで成長するかもしれません。

 ただし現状、トレーナーとして、現場でデッドリフトを広背筋のトレーニングとして行うことはないでしょう。

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