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コンテクスチュアルトレーニング~還元主義と複雑系~

こんにちわ、パーソナルトレーナーの飯島です。

 

さて、今回はフラン・ボッシュ著のコンテクスチュアルトレーニング(原名Strength Training and Coordination) の内容を紹介したいと思います。(こちらの著書は311ページをかけて1つの理論を厳密に説明している本なので、あくまで触りの範囲とお考え下さい)

こちらの本は、競技パフォーマンスの向上を目的としたストレングストレーニングの本です。

フランボッシュ氏は、ラグビー日本代表や英国スポーツ研究所、クリケットイングランド代表等国際的に多くのチームのコンサルタントを務めている方です。

 

やや難解な表現もあるのですが、トレーニングの考え方はとても面白いと思うので、少しでも皆様が興味が湧くようにかみ砕いて紹介したいと思いますw

 

要素還元主義

さて、いきなり何の話かってことですが、これが本の冒頭から登場しますw

西洋哲学の本かと思うわけですが、”要素還元主義”の考え方は、競技パフォーマンスの向上を目的とした研究の中でよく出てきます。

 

要素還元主義とは、

”大きな事象を分解して1つ1つの要素を調べれば、元の事象全体が理解できる”という考え方です。

大きな物を小さく分解しても、元に戻せば変わらないでしょ!と考えることですね。

 

この考え方に基づけば、複雑な物事も一つ一つの要素に分解して、性質や特徴を調べれば、要素の集合体である複雑な物事も理解や再現性が可能であるといえます。

 

これはしばしばスポーツパフォーマンスの研究に出てきまして、その競技で結果を出すにはどんな要素が必要なのか調べた論文等は、根底の考え方として競技パフォーマンスは要素還元が可能であると仮定してるということです。

 

例えば水泳のパフォーマンスを年齢ごとに因子分析した論文*1等がそうです。

 

競技パフォーマンスという複雑な事象(50Mを早く泳ぐこと、試合で勝つこと、等々)を、一つ一つの要素に分解して(筋力、柔軟性、身長、体重等々)、因果関係や相関関係等を明らかにして(筋力が高いほうが早く泳げる、柔軟性がある方がケガしない等々)、それらの要素を合成すれば、元の競技パフォーマンスの全容も理解ができる(北島康介は筋力があり柔軟性があるから泳ぐのが速いんだ!!等々)、ということですね。

 

パフォーマンスの高い選手の各要素を調べて、そのパフォーマンスを構成している要素を高めていけば、おのずと良い結果に繋がるということです。

 

だから構成する要素をすべて取り出して、すべての要素を高い水準になるまでトレーニングしていけば、誰でも高いパフォーマンスは出せるし、誰でもサッカーのメッシや野球の大谷翔平になれるわけです。

 

ビバ!還元主義!

 

が、、ボッシュ氏は、

”パフォーマンスは要素還元的なものだけで決まるような単純なものではないよね”

ということ冒頭でおっしゃっています。

 

それが次に説明する複雑系という事象です。

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