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タメになる筋肉の話〜筋膜解剖学編〜

こんにちは、パーソナルトレーナーの篠崎 嵩です。
前回から筋膜の話をしています。

前回の投稿をみていない方は、下のリンクから(^^)

https://biz-journal.jp/fitness/2020/05/post_9919

今回は、筋膜解剖学について話していきます。
解剖学はトレーニングを指導する上で欠かせません。
是非、見ていってください!


筋膜の定義

筋肉のみならず骨・靱帯・腱・内臓などを包む膜全てを指し、組織学的には結合組織に分類されます。
人の組織内では細胞は基本的に、神経細胞・筋細胞・上皮細胞・結合組織細胞の4つに分類できます。
このうち結合組織細胞は、線維とその他の成分を変化させて多くの組織を形成しています。
筋膜・骨・骨膜・軟骨・靱帯・腱・腱膜・脂肪・血液などです。

これら筋膜は、全身で細胞の核までつながっており、蜘蛛の巣の様に張り巡らされているため、『第2の骨格』『ボディスーツ』とも呼ばれています。
筋膜はFasciaの和訳で、FASCIAという言葉はラテン語で帯、英語ではバンドやベルト、「シーツのような薄い膜」を意味しています。

筋膜の機能

筋膜についての研究成果は著しく、年々様々な機能が知られてきています。

1. 支持機能
筋膜は関節を越えて連続するネットワークを構成し、その張力によって姿勢を保持します。
筋膜は筋肉・骨・臓器・神経・血管およびリンパ管と結びつき身体を内側から支えている重要な組織なのです。
全身を万遍なく覆っているため、筋膜以外を全て溶かしても人体は形を保つと言われているのが、『第2の骨格』と言われる所以です。

2. 力の伝達
筋膜には筋肉が発揮した力を伝達する働きがあります。
筋が周囲に存在する結合組織や膜などの物理的な結合により、筋張力が自身の腱以外に伝達され、発揮される腱張力に影響を与えます。これは筋肉が発揮した力が全身を覆っている筋膜を介して隣の腱や筋に伝わるということを意味しています。
例えば、野球でピッチャーがボールを投げるとき、足の踏み出しから体幹を通じて力が伝わり、ボールをリリースするときにボールを持った手の指先まで力が連動して伝わります。

3. 感覚機能
最新研究により、筋膜ネットワークには赤筋の10倍高い感覚受容器が存在することもわかってきました。
筋膜には温度や触圧覚などの外部からの刺激を受け取ったり、関節の傾きなどを測ったりするセンサー(固有受容器)が付いています。
固有感覚受容器の中には、圧刺激に反応するパチニ小体とルフィニ終末、痛みを感知する自由神経終末などがあります。それらの固有感覚受容器は、他に振動や持続的な伸張刺激に対しても反応します。

4. 動作の制御
従来、細かい力加減で動作ができるのは、全て脳による命令だと考えられていました。近年の研究では、個々の筋肉同士が絶妙に連携できているのは、筋膜がまとめ役になっていることがわかってきました。そのため全身を筋膜単位で考えることが、運動学の基本になってきています。

5. バランス機能
人体の構造において、骨が圧縮力、筋膜が張力を作るものであり、この2つが絶妙なバランスをとっています。
筋膜の張力要素より、体にかかる負担が分散し、一番下にある足の負担が軽減します。

筋膜の階層

皮膚表面から深層に向かって、表皮→真皮→浅筋膜(皮下筋膜)→深筋膜→筋筋肉の順で層を成しています。


正常な状態にあるときは、筋膜間は組織液に満たされていて、潤滑油の役割を果たし筋と筋との摩擦を軽減しています。

最浅層の筋膜を浅筋膜、それより深層で筋肉を直接覆っている深筋膜、個々の筋肉を被っているのを筋外膜と呼びます。
従来の認識では、筋肉を包む膜を筋膜と呼び、筋膜には浅筋膜と深筋膜があるというものでしたが、浅筋膜は筋肉ではなく、皮下組織を包むものです。皮膚と皮下組織間の結合が緩むと、皮膚に加わる外的衝撃を逃すことができず、筋へダメージを与えやすくなることがわかりました。

筋膜は、筋肉・臓器を覆う繊維体で、二層構造でできているため、「二重バック構造」といわれます。
臓器に接している部分が、筋・骨の間では骨膜(Periosteum)、内臓では臓側腹膜、心臓では心内膜となり、接していない部分が筋では筋外膜、内臓では壁側腹膜、心臓では壁側心膜になります。
また、この2つを継いでいる部分が、筋では筋間中隔、内臓では腸間膜になります。


次回はその構造についてお話ししますので、お楽しみに!

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