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真似するのはNG! 実は「リバウンド前提」なボクサーの減量方法

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肉体をハック(改善)する「BODY HACK」より

 皆さんは「減量」というと、どんなイメージを抱くでしょうか?

 もちろん健康的なダイエットやボディメイクにおける減量は、皆さんが発信してくださっているように高タンパク低カロリーな食事を摂りながら、筋肉を残しつつ脂肪を落としていく減量です。

 しかしボクサーをはじめとする格闘家たちの減量は、試合に向けて異なる手法で過酷な減量を行うことがあります。

 ダイエットに挑戦しようという初心者の方は、彼ら格闘家の試合に向けた減量を真似してしまう人もいるかもしれませんが、それは絶対にやめましょう。

 格闘家の減量は、「リバウンド前提で試合に勝つための減量」です。

 今回は、格闘技の「試合に向けた減量」「ボディメイクに向けた減量」の違いを解説します。

 減量の種類の違いを把握し、正しくボディメイクしていきましょうね。

▽もくじ

1.そもそもボクサーの減量とは?
2.ボディメイク減量とボクサー減量の違い
3.身体にどんな違いが現れるのか?
4.最後に

1  そもそもボクサーの減量とは?

 ダイエットの減量の目的は「筋肉を落とさず脂肪を落として”イイ身体”」になることと言えるでしょう。

 一方、ボクシングなどの格闘技の減量の目的は、「自分の階級の範囲内まで体重を落とす」ことです。

 前者が見た目の改善という定性的なゴールであるのに対し、後者は体重を規定値以下にするという定量的なゴールとなっています。

 さらには格闘技の減量は、そもそも「リバウンドを前提」とした減量です。

 大袈裟な話、どれだけ不健康だろうがガリガリになっていようが、体重さえ目標まで落ちていればいいのです。

 もちろん、筋肉を残しながらしっかり減量する方がパフォーマンスは上がります。

 格闘技においては体重差はそのままパワーに直結し、数キロ違うだけで全然パンチの威力も変わってきます。

 ゆえに、いかに計量をクリアした後に身体に負担をかけずに身体を元に戻すかも重要な調整スキルとなります。

 できるだけ体重を戻し、リングに上がるのが格闘家の正しい減量です。

 

2 ボディメイクの減量とボクサーの減量の手順の違い

▼通常のボディメイクの減量の場合

 通常のボディメイクの減量の場合、落とす体重は1カ月に体重の5%までが推奨されています。

 体重60kgの人なら月3kg、じっくりじっくり絞っていきます。

 また、「痩せる」の定義を「なるべく筋肉を落とさず体脂肪を落とす」ことに設定して行動します。

 いくら体重が落ちても筋肉が落ちてブヨブヨの身体になったり、不健康になってしまっては意味がありません。

 さて、そのためにはまずは自分の消費カロリーを知らなけらばなりません。このサイトで自動計算することをオススメします。

 そしてこれに身体活動レベルを掛けたものが、1日のあなたの総消費カロリー目安です。

 減量の際、特に初心者の方は身体に負荷がかからないよう、1日の摂取カロリーを消費カロリーの80~90%ほどに抑えていきます。

 また、体脂肪は1kgあたり7,200kcalです。1日の消費カロリーが摂取カロリーを720kcal下回れば体脂肪1kgを10日で燃やすことができる計算になります。

 脂質は1gあたり9kcalですが、体脂肪となるときに20%は水分を含むので、1kgの体脂肪は7,200kcalとなります。

 

▼格闘技の試合に向けた減量の場合

 ボクシングをはじめとする格闘技の減量も、最初は上記の減量の要領で、可能な限り筋肉を残しながら体脂肪を落とします。

 ただ、やはり目的が変わると手段も変わるものです。

 終盤は、ひたすら「重さ」を意識します。

 軽い重量でカロリーを摂取できるものを摂取し、終盤には水を抜いて一気に体重を落とします。

 半身浴やサウナでも、体重を落とすために水を抜きます。

 とにかくエネルギーが足りないので、一度の練習で汗で1kg落とし、300gのアイスクリーム(糖質・脂質)を食べる、ということもよくあります。

 そして計量当日には大量の水分や消化のいい食事を炭水化物を中心に摂取し、リカバリーします。

 体重は数時間でかなり戻ります。

 前述のように、身体に負担のかからない範囲で体重はできるだけ戻した方が試合では有利なのです。

 さて、ダイエットを始めたばかりの人は、このようについつい体重のみを追ってしまいがちです。

 しかしこのように、体重だけを追ったダイエットは簡単にリバウンドします。

 1日でスッと落ちた体重はほとんど水分ですし、野菜だけを食べて落ちた体重などタンパク質不足によって筋肉が分解されていたり、糖質が不足して筋グリコーゲンが枯渇し、筋肉中の水分が抜けたことが原因です。

 

3 身体にどんな違いが現れるのか?

 ボクサーなどの格闘家は終盤に一気に水を抜き、時には絶食をしながら体重を落とします(もちろん、落とせる限りは通常のボディメイクの減量のように体脂肪のみを落としていきます)。

 不屈の名作漫画『はじめの一歩』や『あしたのジョー』でも、別人のように痩せこけたキャラクターが出てきます。

 眠れなくなったりツバも出ないくらいに水が抜けるなどして、ストレスも溜まります。

 イライラしすぎて人格が変わり、周りの人間関係にも悪影響が出ます。

 筋肉も落ち、パフォーマンスも落ちます。

『あしたのジョー』の力石徹に至っては、試合でのダメージもありますが、過度な減量も相まって試合後に命を落としています。

 格闘家はこれらの減量によるパフォーマンスダウンなども考慮した上で周りとの体格差を鑑みて、適切な階級を決めなければなりません。

 ボディメイクの減量は体重という数字に追われすぎることなく、鏡に映る「自分の身体」を最重視することをオススメします。

 トレーニングや栄養を細かく調整し、ロングスパンでじっくり調整していきましょう。

 

4 最後に

 ダイエットとなるとついつい体重のみを追ってしまいがちですが、それでは格闘家の減量の終盤のように身体に負荷をかけてしまいがちです。

 さらに、真似しているその格闘家の減量は「リバウンド前提」なのです。

 皆さんが減量するときは、トレーニングをしながら正しい情報をもとにカロリーや栄養管理をしていきましょう。

 特に初心者の方々は、ボディメイクのプロであるパーソナルトレーナーに助けてもらうのもいいかもしれません。

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