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“筋肉アイドル”才木玲佳が女子版ボディビルに初挑戦!「初めてのことすぎて、めっちゃ不安!!」

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『仮面ライダーセイバー』で演じた”戦う妖精さん”も大反響を呼んだ才木さん(撮影=尾藤能暢)

 昨今、女性の間で筋トレがブームになっているが、その先駆けで、筋肉アイドル、女子プロレスラーの才木玲佳が、11月21日に開催されるマッスルゲート東京大会の女子フィジークへの出場を表明。上位通過し、同29日のゴールドジムジャパンカップへの出場を狙う。

 女子フィジークは、女性らしさを維持しながら快活で調和の取れた美しくしなやかな身体を作り上げることを目指すもので、”女性版ボディビル”ともいわれるカテゴリ。今年は新型コロナウイルスの影響でさまざまな大会が中止となる中、日々トレーニングに励むトレーニーにとってはその成果を発表する数少ない貴重な機会だが、なぜ今、才木はコンテストを目指すのか? また、K-1から始まり、プロレス、フィジークとステージを変えながら体を鍛え続ける彼女にとって、トレーニングの面白さとは――。

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――実は4年ほど前に一度、別媒体で取材させていただいたことがあるんですが、その時よりも体が大きくなってますね! 肌の色も黒くなりました?

才木 わかります? 大会に向けて、日サロで焼き始めたんですよ~。ステージ上はライトがガンガンで肌色が飛んじゃうから、真っ黒になるまで焼かないとダメだよって言われて。黒ければ黒いほどいいのかな?

――女性のコンテストには男性のボディビルに相当する女子フィジークのほか、ボディフィットネスやビキニもありますが、なぜフィジークに決めたんですか?

才木 私がかっこいいと思うのは、筋肉隆々の男性的な身体。いわゆる、ゴリマッチョってやつです。そう考えた時に、女子の中でも一番、筋肉量が求められるフィジークが最も自分の理想に近かったんですよ。昨年9月に顎を骨折してプロレスができない状態になり、またファンの方から「女子フィジークに挑戦してほしい」「本格的に絞ったらどうなるのか見てみたい」といった声をいただいたこともあり、挑戦するならこのタイミングかなと。

――以前から興味はあったんですか?

才木 それが…正直なかったんですよ(苦笑)。限界まで身体を絞ってすごいなとは思っていましたが、まさか自分が挑戦するなんて…。というのも、私、甘い物が大好きで、減量を避けてきた人生だったので。

――女子フィジークに限らず、コンテストにおいて減量は必須ですが、初めての減量、いかがですか?

才木 マッスルゲート出場を決めた6月にTwitterで「100日後にバキバキになる才木玲佳」という企画を立ち上げ、自己流で減量を始めたんですが、7月下旬からはボディビルダーのジュラシック木澤(大祐)さんに指導していただいています。一番驚いたのは、白米を食べていいということ。減量という玄米ってイメージだったし、自己流ではオートミールを食べていたんですよ。でも、最初の3週間は朝・昼に白米200gずつで、夜はゼロ。トレーニング後にはプロテイン40gと糖質量30g。ほかにも、1日2つ、全卵も食べています。徹底的にグラムを管理する、というのが木澤さんのやり方なんですが、「減量中なのにこんなに食べていいの!?」って。そこから段階的に減らして、今(取材時は9月上旬)は朝・昼に白米150g。週に1回、チートデイがあり、そこで思いっきり食べているので、今のところそこまでストレスはないですね。今51㎏で9月末までに49kgまで落とす予定なんですが、木澤さんのおかげで無理なく、健康的に減ってきている感じですね。

――トレーニングの面ではいかがですか?

才木 早稲田のSAWAKI GYMで週1、ゴールドジムと合わせて週5~6回トレーニングしています。1回のトレーニングは1時間~1時間半ほど。プロレスではスタミナをつける種目だったり、ファンクショナル(機能的)的なものも取り入れていたんですが、前より重い重量を使うようになりましたね。私、けっこう心配性な一面があって、本当は100kg担げるのに、“故障が怖いから60kgとか70kgでやめていおこう”とセーブしてしまっていたんですが、最近はスクワットでは100kgを担いだりもしています。とはいえ、自分の限界がまだ見えてないので、トレーナーさんが近くにいないと不安はありますね。

 

仕上がり的には、まだ3%…

――特に成果が出ている部位は?

才木 え~、どこだろう…。自分ではわかんない! でも、減量を始めて、少しずつ腕のカットは見えやすくなったのかな?

――逆に課題を感じている部位は?

才木 課題は全身ですね! 仕上がり的にはまだ3%。大丈夫かな…間に合うかな…?

――笑。あと2カ月弱ありますからね!

才木 フィジークって初めてのことすぎて、どこまで絞ったらどんな身体になるかもわからないし、正直、不安はあります。準備期間は人それぞれで、半年の人もいれば、3~4カ月で絞る人もいる。私の場合、何事も余裕を持ってやりたいタイプなので、大会が近くなってきたら、焦りからピリピリしちゃうかもしれませんね(苦笑)。

――初めてといえば、ポージングもありますね。

才木 基本ポーズ4、規定ポーズ4の計8ポーズなんですが、全部難しい!! これまで「元気!やる気!才木玲佳です!」とかやってたポーズは自己流だし、サイドチェストだって男子のポーズでやってましたが、女子ではまた違うんですよ。鏡を見ないでスムーズに、自信を持って「魅せる」ようにできないといけないので、まだまだ練習が必要ですね。どのポーズをしていても全身を使っているので、一瞬も気が抜けないんですよ。ポーズの際の手先の繊細な動きは評価対象なので、頑張らないと……。めっちゃ不安!!

――そんなフィジークの面白さって、どんなところですか?

才木 まだ減量の途中ですが、今までの自分とは違う身体を見られるのが楽しみですね。身体の絞りだったり、ポーズだったり。腹筋をはじめ、筋肉の形って人それぞれ違いますし、自分はどうなのかなって。そしてなにより、新しいことへの挑戦って、いい刺激になりますよね。

――今大会で目指すところは?

才木 やっぱり、やるからには上位を目指したいですね。万が一、獲れなかったとしても、初挑戦するということに価値があると思っています。ほかにどんな人が出てくるかわからないし、他人に対する闘争心はあんまりないですね。あくまで自分との闘いです。

 

筋肉アイドルだけど、「筋肉一筋」ではない!?

――才木さんといえば、昨年9月、試合中に顎を負傷し、プロレスから遠ざかっています。大ケガだったそうですが、完治したんですか?

才木 まだプレートが3枚入っているんですよ。本当は今秋に取る予定だったんですが、コロナの影響やフィジークに挑戦するって決めたので、それが終わってからですね。除去手術となるとまた入院しなきゃいけないので、トレーニングができなくなるし、食事も摂れなくなりますから。手術は口の中からやってもらったので表からは傷跡は見えませんし、日常生活は問題ありません。

 試合中はアドレナリンが出ていて、折れたってことにも気が付かなかったんですよ。“なんかヘンだな”くらい(笑)。試合後に、リング上でスピーチもしていたくらいです。その後、救急車で病院に運ばれたんですが、手術の前後は地獄でしたね。口は開けられないし、しゃべられない。もちろん食事も摂れないので、流動食。けっこう痩せましたね。退院後、1~2カ月はトレーニングもできませんでした。でも、生きていればいろいろあるし、話のネタになったから、まぁいっかなって(笑)。

――ポジティブですね! 所属団体のWRESTLE-1は今年4月に解散してしまいましたが、プロレスに戻りたいという気持ちはあるんですか?

才木 プロレスに戻るかどうかは、手術やリハビリが終わった後の気持ち次第ですね。一度、大きなケガをしてしまうと、正直、怖くって…。特にケガをしたての頃は、階段の上り下りとか、日常生活の些細なことでさえ怖かったくらいで。でも、リングに上がったら怖いなんて言っていられないし、相手の技を受けてナンボ。その気持ちが完全に治るのか。ケガをする前は、恐怖心なんてぜんぜんなかったんですけど。

 でも、ファンの方から「プロレスまた見たい」という声はたくさんいただきますし、自分としても、“プロレスラー・才木玲佳”は好きなんですよ。

――悩ましいところですね…。話は変わりますが、昨今、筋トレする女性が増えています。“元祖・筋肉アイドル”として、このブームをどう見ていますか?

才木 私がトレーニング始めた5年くらい前は、「女の子に筋肉なんていらない」「ムキムキなんて気持ち悪い」という意見が世間の主流だったし、実際そういう言葉を投げかけられたこともありました。それが今は、どっちかっていうとかっこいい、憧れとか、批判されることがなくなりましたよね。生きやすい時代になったというか。私は批判されたところで自分の好きなことをやっているんだから気にしない、というタイプではあるんですが(笑)。SNSはもちろんですが、女性からのファンレターが増えたかな。プロレスの会場にも来てくれたり…。やっと時代が追い付いてきたというか、私が先駆者だとは言っておきたいですね(笑)

 筋肉ってなにより健康。体もそうだけど、心にも大きな影響を与えます。世の中、ハッピーなほうがいいですし、もっと盛り上がってほしいですね!

――最近は同じ事務所に所属する、ボディビルダー横川尚隆さん(2019JBBF日本ボディビル選手権王者)がバラエティ番組などでも活躍されています。横川さんの存在は、刺激になっていますか?

才木 横川くんの筋肉見ると、“こうなりたいなぁ”と思いますね(笑)。筋肉に対してのストレートさ、ストイックさは本当にすごくて、“これだから優勝できるんだな”とひしひしと感じています。私がそこまでできるかって言われると…ちょっと自信ないなぁ。筋肉はもちろん好きだけど、クイズや勉強も好きだし、恋愛も、スイーツもある。みんなが思ってるほど、筋肉一筋じゃないんですよ!

 

自分で面白さを見つけられないと、筋トレは続かない

――才木さんは5年間、トレーニングを続けていますが、体を鍛えることの面白さってどんなところですか?

才木 続けることで変化が出てくる。努力がちゃんと実る、というところですかね。やらなかったら筋肉はつかないし、やったらやった分だけつく。最初は本当にゼロからのスタートだったから、衝撃というか、楽しかった。“こんなにつくの!?”って。今は少し慣れてしまった部分もありますけど(苦笑)。

――モチベーションはずっと変わりませんか?

才木 実は、あんまりやっていなかった時期もあるんですよ。1~2年前くらいかな。なんか、めんどくさくなっちゃって、モチベーションが上がらなくなったんです。プロレスのほうが楽しくなっちゃったのかな。道場では腹筋100回、スクワット100回はやってましたが。世間的にはずっと筋トレやってて、筋肉大好きって思われているかもしれないけど、筋肉キャラでここまできたからこそ、“筋肉つけとかなきゃヤバいな”くらい。

 でも、昨年ケガをしてトレーニングができない時期が続いたことで、またやりたい気持ちも出てきて、自然とモチベーションも戻りました。

――モチベーションを保つのは、筋トレ初心者にとっても難しいところです。何か、継続のコツなどありますか?

才木 いや~、それ難しいな。私、すっごい甘いものが好きで、お菓子を食べないっていうのができなかったんですが、今はフィジークに向けて我慢している。それは自分が必要と感じているから。筋トレも、本当に自分が必要と感じないと、無理だと思います。やることの楽しさを自分で見つけられないと続けられないんじゃないかな。

 私、勉強が好きなんですけど、周りから「なんで?」って言われるんですよ。知りたいから、楽しいからやってるだけ。楽しさを見つけられると、自然と続けられる。それができない人はやらなくていいです! 本当にやらなきゃいけないと思ったら続くもん。

――確かに、正論ですね(笑)。

才木 あとは、強制的に筋トレする環境を作ること。一緒にやる人を見つけるとか、トレーナーさんの予約を入れるとか。そしたら行かざるを得ないですから。一人だとサボっちゃうけど続けたいという人は、ぜひやってみてください!
(取材・文=編集部)

 

●さいき・れいか
1992年、埼玉生まれ。業界初の筋肉アイドルとして活動中。16年にはプロレスデビューも果たす。2020年東京オリンピック・パラリンピックSAITAMAPRIDEスペシャルPRサポーター。
Twitter @saikireika

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