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”肩こり筋”僧帽筋の重要性とは?

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 僧帽筋といえば、肩こりの原因となる筋肉として有名な筋肉です。

 みなさん、僧帽筋上部線維をもんだり、叩いたりしてほぐしますよね?

 確かに、僧帽筋上部線維は凝り固まりやすい筋肉でもあります。しかし、問題は僧帽筋が僧帽筋自体にあることは少なく、ほかに原因がある場合が多いです。

 例えば、呼吸が乱れていたり、姿勢不良だったり、目が悪くなった、あるいは眼鏡屋コンタクトが合っていないなど理由は様々です。

 今回はそんな僧帽筋について考察していきます。

目次
・僧帽筋の解剖学
・僧帽筋と肩こり
・嫌われ者の僧帽筋
・まとめ

僧帽筋の解剖学

起始:上部線維:外後頭隆起及び上項線、項靱帯
   中部繊維:Th(胸椎)1~4(文献によって微妙に異なります)
   下部繊維:Th5~12(文献によって微妙に異なります)

停止:上部線維:鎖骨外側1/3
   中部繊維:肩峰
   下部繊維:肩甲棘

作用:肩甲骨の上方回旋、内転、下制(下部繊維)、挙上(上部線維)
※上部・中部・下部ともに上方回旋、内転の作用を持つ

 

僧帽筋と肩こり

 僧帽筋上部線維は肩甲挙筋とともに肩こり筋として非常に有名です。僧帽筋が何らかの理由で挙上したまま拘縮してしまう、ないしは肩甲挙筋が拘縮してしまっている状態です。

 僧帽筋の上部線維をリリースするのはもちろんなのですが、大切なのはなぜ上部線維が拘縮してしまっているのか、です。

 呼吸が乱れているのか、ストレスを抱えているのか、あるいは普段の姿勢によるものか、理由は多岐にわたります。

 呼吸の乱れによって肩こりを起こしている人が結構多かったりします(私が対応してきたクライアント様の傾向なので、必ずしもというわけではありませんが…)

 僧帽筋の上部線維は常に重力方向に逆らって腕を支えてくれているので、凝りやすい筋肉でもあります。

 

嫌われ者の僧帽筋

 僧帽筋は肩こり筋として有名なのがゆえに、忌み嫌われることが多いです。しかし、肩関節の動き、とくに外転において非常に重要な役割を担います。

 肩関節の外転は肩甲上腕関節の外転にともない肩甲骨の上方回旋が起こります。このことを”肩甲上腕リズム”といいます。

 そして、肩甲骨の上方回旋は僧帽筋が大きく貢献しています。つまり、僧帽筋が機能低下していると肩甲骨の上方回旋がうまく行えず、肩が上がらない・上がりづらい状態になります。

 また、肩甲骨を下制に対する僧帽筋の貢献も馬鹿にできません。

 肩甲骨の下制筋には広背筋や小胸筋、前鋸筋などもありますが、背面の筋肉である僧帽筋下部繊維の貢献は非常に重要です。

 僧帽筋上部線維がの拘縮によって上がったままになった肩甲骨を正しいポジションに戻すのにも僧帽筋(下部繊維)の働きは重要なのです。

 僧帽筋を隆起させるほど鍛える必要は見た目を良くする以外の理由でメリットはありませんが、活性化させてあげることは非常に重要です。

 実際に、僧帽筋の機能低下が見られる方に肩甲骨の内外転を誘導するだけで肩が上がりやすくなるなんてことはよくあります。

 

まとめ

 僧帽筋は肩こり筋でもありますが、僧帽筋の不活性によって肩が上がりづらくなってしまうことだってあるのです。そして、僧帽筋の不活性が菱形筋の過度な緊張を生み、より肩は上がらなくなってしまうのです。

 僕の母がまさにその症状で、肩が上がらなくなってしまっていましたが、かなり改善されてきました。

 皆さんの周りに肩が上がりづらい、四十肩に悩んでいる人がいたら、もしかしたら僧帽筋の機能低下を起こしているかもしれません。

 僧帽筋を肥大させるトレーニングではなく、活性化させるトレーニングをいくつか知っておくと何かと役に立ちますので、是非この機会にレパートリーの一つとして学んでいただけたらと思います。

鈴木寛太(KANTA SUZUKI)
パーソナルトレーナー。活動地域:愛知県。
本来あるべき機能を取り戻すことこそ“ストレスから解放されるカギ”をモットーに日々活動中。動かしやすい身体は人生を豊かなものにしてくれます。皆様に身体づくりのヒントをお伝えできたらと思っております。


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