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前鋸筋はなぜ鍛える必要があるのか?

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 前鋸筋は名前の通り、ノコギリのようにジグザグした起始停止の筋走行をしている筋肉です。

 肋骨の横側から肩甲骨の内側にかけて付いている筋肉で、肩甲骨の動きに関与する筋肉です。

 今回は何故、前鋸筋は必要なのか? 鍛える必要があるのか? についてお伝えしていきます。

目次
【前鋸筋の解剖学】
【前鋸筋が機能しないと】
【前鋸筋が肩関節の動きに欠かせない理由】
【前鋸筋のアクティベート】
【まとめ】

 

前鋸筋の解剖学


起始:第1~8(9)肋骨

停止:肩甲骨の内側縁

作用:肩甲骨の下制、外転、上方回旋
    肩甲骨固定下において肋骨挙上

 前鋸筋は肩甲骨の動きにおいて欠かせない筋肉です。前鋸筋の機能低下の指標として「翼状肩甲骨」があります。

 

前鋸筋が機能しないと…

 前鋸筋の機能低下の一つの指標として有名なのが「翼状肩甲骨」です。

 翼状肩甲骨は主に長胸神経麻痺などの原因で前鋸筋が機能しなくなり起こります。前鋸筋が機能しなくなると肩甲骨を身体へ貼り付けておくことができず、壁にもたれかかったり結帯動作を行うと肩甲骨が飛び出てきてしまいます。

 

前鋸筋が肩関節の動きに欠かせない理由

 翼状肩甲骨とまではいかなくとも、前鋸筋の機能低下は明らかに肩の動きに影響を及ぼします。

 前鋸筋は肩関節の外転時に僧帽筋と前鋸筋のフォースカップル作用によって肩甲骨の上方回旋をスムーズに起こり、肩関節の外転がスムーズに行えるのです。

 僧帽筋の機能低下や菱形筋の過緊張以外にも、前鋸筋が原因で肩が上がりづらくなっている可能性もあります。

 逆に拘縮して動かなくなってしまうケースもありますが、どちらにせよアクティベートする必要があります。

 

前鋸筋のアクティベート

 ベンチプレスなどのプレス系の種目でも鍛えられますが、ここで大切なのがあくまでもアクティベート(活性化)させることが大切です。

 プランクのポジションで肩甲骨の内外転(寄せたり・開いたり)を行ったり、プッシュアップを行ったり、慣れてきたらそれらをワンハンドで行ってみてください。

 もし運動強度が高くて行えない場合は壁に肘を付いてもたれかかったり状態で肩甲骨の内外転(理学療法ではここから始めることがほとんど)を行ってみましょう。

 

まとめ

 あまり、トレーニングでは重要視されない前鋸筋ですが、肩甲骨の動きにおいて非常に重要な役割を果たしています。

 普段から筋トレをする習慣がある方が機能低下を起こすことは珍しいですが、トレーニング習慣がなく歳を重ねていくと知らぬ間に機能低下を起こしてしまう可能性があります。

 ゴリゴリに鍛えて筋肥大させる必要はありませんが、肩がスムーズに動かせるくらいは活性化させておきたい筋肉です。

鈴木寛太(KANTA SUZUKI)
パーソナルトレーナー。活動地域:愛知県。
本来あるべき機能を取り戻すことこそ“ストレスから解放されるカギ”をモットーに日々活動中。動かしやすい身体は人生を豊かなものにしてくれます。皆様に身体づくりのヒントをお伝えできたらと思っております。


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