筋トレしようぜ!
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2020.12.04
糖質不足と筋肉の分解
みなさん、こんにちは!
パーソナルトレーナーの坂口です。
PFCバランスの比率だけでなく、三大栄養素はそれぞれ密接に関係している、タンパク質が筋肉の合成に関わるにのに対し、糖質は筋肉の分解に関わる。
グリコーゲンと筋肉の関係
食事で摂取した糖質は、ブドウ糖(グルコース)に分解され、筋肉と肝臓でそれぞれエネルギー源となるグリコーゲンとして貯蔵される。
肝臓の「肝グリコーゲン」は、血糖値が低い時にグルコースとなって血液中へ放出され、脳のエネルギー源でもある血糖の量を一定に保つ。
「筋グリコーゲン」は、血糖にはならず筋肉のエネルギー源となる。筋グリコーゲンがある程度消費されると、肝グリコーゲンから供給される血糖もエネルギー源となる。
グリコーゲンが不足すると脂肪酸(脂質)だけでなく、アミノ酸(タンパク質)もエネルギー源として使われるため、筋肉の分解が進行する。
~筋グリコーゲンと肝グリコーゲンの違い~
筋グリコーゲン | 肝グリコーゲン | |
貯蔵場所 | ![]() |
肝臓 |
貯蔵量 | 300g前後(個人差あり) | 80g前後(個人差あり) |
主な働き | ●筋肉のエネルギー源 | ●血糖値の調節 |
不足症状 |
●動けなくなる ●筋肉の分解が進行 (※アミノ酸をエネルギー源として消費) |
●血糖値が下がる ●空腹になる(空腹感) ●糖新生によって筋肉の分割が進行 |