筋トレで「姿勢改善」と「ダイエット」を実現させる方法
こんにちは! 大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナーとして活動しているBODY PARTNARSの藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto)
筋トレの目的の中で「姿勢改善」や「ダイエット」を実現させたいと思って取り組んでいる人は非常に多いです。
パーソナルトレーニングを始める理由の大半が「ダイエット」です。私がパーソナルトレーニングジムで3年間指導してきた人の7〜8割位はダイエットが目的の方でした。同時に、猫背や反り腰姿勢を治したいという人も多かったです。
※フリーランスとして活動してからは「外傷・障害」の改善・予防、リハビリ目的、スポーツのパフォーマンス目的の方が多い傾向になっています。フィットネス業界全体で見ても、トレーニングを始める一番の目的はダイエット(大体9割くらい占めるはず)だと思います。
「ダイエットと同時に姿勢改善をしたい」もしくは「姿勢改善とともに体重を落としたい」と考えている人も少なくないと思います。
同時に進めていくことは実現可能だと思いますか?
結論「可能」です! ただし、筋トレだけでは成立しません。ダイエットにしても、姿勢改善にしても、日常生活の過ごし方や時間の使い方、食事の内容などが大きく影響しています。
今回の記事では、筋トレを通じて「姿勢改善」と「ダイエット」を同時に進めていきたい方に向けて、最善の方法をわかりやすくお伝えしていきます。
筋トレで「姿勢改善」と「ダイエット」を実現するには
●「姿勢改善」に必要なこと
まずは「姿勢改善」に必要なことから考えてみたいと思います。
反り腰や猫背、O脚、X脚などの姿勢の歪みを改善させるためにトレーニングやストレッチは、とても有効な手段のひとつです。
代表的な姿勢の歪み
・反り腰
・猫背(円背)
・ストレートネック(スマホ首)
・巻き肩
・X脚(外反膝)
・O脚(内反膝)
・扁平足
・外反母趾
このように、姿勢の歪みはいくつものパターンが考えられます。実際に、この中の姿勢の歪みで悩んでいる人も多いと思います。
そして、まずはこの中の「どの姿勢の歪みに当てはまっているか」を認識することが大切です。姿勢の歪みを認識しない限り、歪みに対する正しい改善策も見つかりません。
姿勢が歪んでいる状態では、硬く・短くなってしまっている筋肉と伸びてしまっている筋肉とでバランスが不均衡になっている部位があるはずです。
・硬くなっている筋肉に対しては「ストレッチ」
・伸びてしまっている筋肉に対しては「トレーニング」
というように実践し、継続していきます。
そして、姿勢改善は筋トレだけで実現させることは難しい場合がほとんどです。なぜなら、姿勢の歪みはほとんど日常生活や仕事で過ごしている姿勢が影響しているからです。
姿勢を改善するためにはトレーニングとストレッチ+日常生活や仕事での姿勢を見直すことが必要。
●「ダイエット」に必要なこと
続いて、「ダイエット」を実現させるために必要なことを考えていきたいと思います。
みなさんも知っている通り、体重の増減は1日の摂取エネルギー量と消費エネルギー量の比で決まります。ダイエットは食事9割・運動1割と言われるように、「食事」が成功させるための鍵を握っています。
要するに、いくら毎日筋トレをしていても、その消費量を摂取量が上回るくらい毎食ガッツリ食べていては一向に痩せるわけがないということです。
ダイエットをする場合には、筋トレを始めることも大切ですが、それ以上に「食習慣」を見直すことが大切で、実現させるためには必要不可欠です。
姿勢改善とダイエットを同時に進めていくには?
ここまでの内容で「姿勢改善」と「ダイエット」に必要なことはある程度わかってもらえたかなと思います。
同時に進めていくために必要なことは、「現状の身体の状態や生活に合わせて、それぞれに必要なことを取り入れていけば良い!」というのが答えです。
ほんとに特別なことをする必要はないです。
まずは「姿勢の歪みや動き、体重、体脂肪率などの”今”の身体の状態」を知ること→姿勢改善とダイエットするために必要な筋トレプログラム・計画を立て、食習慣や日常生活動作・姿勢にも目を向けて改善すべき部分は改善する…という流れです。
みなさん「姿勢を良くしたい」とか「何キロ痩せたい」とか目標は考えていると思うので、そこで実現するために大切なことは「現状把握で”今”の状態を知る」ことです。
ここまでの話を整理して自分自身のカラダに当てはめて、計画を立てて行動していけば、誰でも必ず目標は達成できるはずです。たとえ、姿勢改善・ダイエットという2つ以上の目的があったとしても、ぜひ行動してみて下さい!
藤元大詩/Taishi Fujimoto
フリーランス パーソナルトレーナー兼アスレティックトレーナー 。数年間パーソナルトレーニングジムに所属して、延べ年間1300以上のパーソナルトレーニングセッションを担当し、多くのクライアントのカラダに対する不調や悩みの問題を解消する。腰椎椎間板ヘルニアや分離症、脊柱管狭窄症、半月板損傷や靭帯損傷などの膝のケガ、糖尿病の方など…一般の方をはじめ、高齢者やスポーツ選手、アスリートへのトレーニング指導も担当している。