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【インタビュー】プロボディビルダー横川尚隆の成功論「大きな目標をつかむには自己投資せよ」

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撮影=尾藤能暢

 本格的にトレーニングを開始してからわずか4年で「JBBF日本男子ボディビル選手権」で優勝し、一躍時代の寵児となったプロボディビルダーの横川尚隆。テレビバラエティで見せる天然キャラからは想像のつかない、横川のもう一つ顔。逆境から最速で結果を出した王者の成功思考術に迫る――。

前編はこちらから

プロになったけど、飛行機が怖くて乗れない

――いま横川さんは「プロボディビルダー」という肩書きですが、プロとアマの違いって?

横川 賞金があるかないか、ですね。僕がプロになったのは、日本人男性ボディビルダーでエリートプロが誰もいなかったんで、じゃあ自分が一番にやろうって。そういう特別な感じが好きなんで(笑)。で、なったのはいいんですけど、プロが出られる大会は全部海外なんですよ。僕、飛行機怖くて乗れないんです。だから、どうしようかなって(笑)。

――(笑)。盲点だったと。

横川 そこまで頭回らなかった。「僕が初めてだ、やったー!」って。まぁ、日本で開催されたら出ようかなって感じです。

――「飛行機がダメなら泳いで行くわ」ってなりそうですね、横川さんだと(笑)。周りの人に「変わってるね」って言われることはありますか?

横川 めちゃくちゃ言われますね。自分ではまったくそうは思っていなくて。僕から見たら、芸能界って変わってる人ばっかりなんですよ。でも、そういう人に「お前、ヤバいな」って言われるので、やっぱりちょっと変わってるのかなって思い始めました。自分では何が違うのか、全然わかんないんですけど。

――芸能界の知り合いが増えると、いろいろとお誘いも増えそうです。

横川 僕、断っちゃうんで。基本、19時とか20時には家にいたいんですよ。家でゆっくりしてたい。自分のルーティーンが崩れるのが嫌なんですよ。

――理想的なルーティーンっていうのは?

横川 寝て起きてご飯食べて、寝て起きてご飯食べて、トレーニングして、テレビ見て寝る。

――横川さんは毎日同じ食事メニューだとテレビでおっしゃっていましたが、咀嚼するのがめんどくさくて全部シェイクにしているとか、芸能活動が増えても変わりませんか?

横川 食事はずっと同じです。ロケ弁とかも一切食べず、自分でお弁当持っていっています。

――飽きませんか?

横川 ぜんぜん飽きないですね。飽きるも何もない。歯磨きって、飽きなくないですか?

――歯磨き!!

横川 僕にとって食事は歯磨きやトイレ、風呂と同じ。そういう感覚なんで。

――ひとりで過ごすのも苦じゃないですか?

横川 全然大丈夫です。外出るのがめんどくさくて、着替えるのも嫌。電車に乗るのもめんどくさいし、歩くのも嫌いなんで。自宅に友達が来るのは全然いいんですけど。

――デートも行かないですか?

横川 めんどくさいですね。今までも好きなことだけして生きてきたし、その方がストレスはないですんですよ。

――テレビの仕事をしていると収録が深夜まで続いたり、不規則になると思うんですが、トレーニングと両立できていますか?

横川 できる時とできない時があります。昨年よりは頻度的には少なくなってきているんですが、(トレーニングは)週5できればいいほうですね。週4とかの日のあったり、スケジュールによってですね。

 

中途半場にやるのが一番無駄

――横川さんに憧れて、トレーニングに興味を持ち始めたという方も多いと思います。そういう読者に向けて、いま横川さんはどんなことを伝えたいですか。

横川 大会で優勝したいとか、もっと筋肉をつけたいとか、目的は人それぞれあると思います。もし僕みたいに日本一になりたいという目標があるんだったら、マジでそのことだけを考えて頑張ってほしいですね。中途半場にやるのが一番無駄というか、時間がもったいない。自分が抱いている夢や目標は、言ってみれば他の人も思っていることだと思うので、その中で自分の目標を叶えるためには、その人たちを蹴散らすしかない。

――ライバルはたくさんいて、そこで勝つには何かを「犠牲」にするしかない?

横川 いや「投資」みたいな感じですかね。僕はそれで借金もしたし。でも、いわゆる「犠牲」ではないと思うんですよ。何か大きな目標をつかむための投資ってだけで、失っているわけじゃない。ただ賭けだとは思います。投資したからって夢がかなえられるわけじゃない。でもやらなかったらゼロだから、だったら僕はやっちゃう。賭けに出る。

――自分のことを、運がいいって思いますか?

横川 めちゃくちゃ思います。でも、運が向いてきたのはボディビルを始めてから。それまではお金もないし、仕事もせずに遊んでただけ。運っていうか、たぶん、僕がやっていたのを神様が見てくれていたのかなって。運が良かったというより、必然かなって思ってます。

――運を引き寄せる……ということですね。横川尚隆という人間をそこまで変えた、ボディビルの魅力とは?

横川 やった分だけ返ってくる、ってことじゃないですか。僕、野球もやってましたけど、めちゃくちゃ練習しても、どれくらい上達したか目には見えない。打てるときもあれば打てないときもある。でも、筋肉は目に見えてわかるから、やった実感が得やすい。かなりせっかちな性格なんで、すぐに結果が出ないと飽きちゃうんです。まだ5年しかトレー二ングしていないし、僕の身体はまだまだこれからですね。
(取材・文=西澤千央)

『王者の突破力』(KADOKAWA)

●よこかわ・なおたか
プロボディビルダー。1994年7月10日生まれ。漫画の登場人物に憧れてトレーニングを開始。16年にボディビルデビュー。キャリアこそがものをいう、という考えが強いボディビル界に風穴をあける活躍を見せ、脚光を浴びる。19年に国内トップを決める「JBBF日本男子ボディビル選手権」で優勝したのち、プロ転向。爽やかなルックスからは想像できないほどのキレッキレの肉体と、天然すぎるキャラクターとのギャップが人気を呼び、さまざまなメディアで活躍。初の著書『王者の突破力』(KADOKAWA)が発売中。

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