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モチベーションの正体とは⁉

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 モチベーションは、時に仕事や勉強を捗らせ、成果や結果をもたらしてくれ、時には怠惰な生活を送らせて不安を煽ってきます。

「今はモチベーションが高いから…」「モチベーションが上いろがらないからできない…」…etc.

 どれだけ多くの人が、このモチベーションに翻弄されているでしょうか?。

 私自身には「モチベーションに関係なくやれよ」というゴリゴリの体育会系の根性タイプなのですが…(笑)。

 とはいえ、モチベーションは無視できないものです。実際にお客様のモチベーションを如何にして高い状態を保てるかということに対して、結構苦労したりもします。

 そこで今回は、トレーナーの視点からモチベーションについていろいろ考察してみたのでお伝えしていきます。

目次
・モチベーションはホルモンの影響⁉
・ノルアドレナリンは「嫌々」ドーパミンは「ワクワク」
・新たなことに挑戦できるのはドーパミンのおかげ!?
・まとめ

モチベーションはホルモンの影響

 モチベーションと深く関わるホルモンがいくつか存在します。中でもアテンション系の2つのホルモンについて着目していきます。

●ノルアドレナリン

「Fight or Flight」

 “戦うか逃げるか”という本能に働き、交感神経を優位にするホルモンの一種になります。

 ノルアドレナリンの特徴は意図しない情報までに注意を向ける特徴を持ちます。闘争・逃走の時に働く本能ですから、より多くの情報に注力できたほうが生存率は高まるというわけです。

●ドーパミン

 ドーパミンは「SEEK(探し求める)」情動に働くホルモンです。数ある情報から意図しない(興味のない)情報を減らしてより興味のある情報への認知性を高めてくれます。

 この他にも、けがをしたときなど何か痛みを感じる時や何かに挑戦しているときにも活発になります。

 結論から言うと、ノルアドレナリンもドーパミンもどちらも大切です!

 

ノルアドレナリンは「嫌々」ドーパミンは「ワクワク」

 ノルアドレナリンもドーパミンも、モチベーションを高める上で大切であるとお伝えしていきましたが、具体的に説明していきます。

●ノルアドレナリンの分泌が多いのは“嫌々モチベーション”

 ノルアドレナリンは会社の業務のノルマ達成であったり、部活動の練習メニューの完遂などやらざる負えないものに向かう時に分泌されることが多いです。

 そこにあるのは興味やワクワク感のようなプラスの感情ではなく、どちらかと言うとやらなければいけないというマイナスの感情や使命感のようなものであることが多いのがノルアドレナリンの特徴です。

 ノルアドレナリンが分泌され、集中力が高まるのと同時に“コルチゾール”も分泌されます。コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれ、人が肉体的・精神的ストレスがかかっている時に分泌されます。

 ストレスホルモンとして扱われるので悪いイメージばかり持たれますが、コルチゾールも然るべきタイミングで然るべき量が分泌されないこともまた問題になりますが、ややこしくなるのでここでは省略します。

 コルチゾールの分泌は「もうやめたい」という情動に働きます。それもそのはず、コルチゾールは異化ホルモン(カタボリックホルモン)とも呼ばれ、筋肉を分解してブドウ糖を体内で作り出す働きがあります。

 特にトレーニーの方はコルチゾールを毛嫌いする人が多いですけど、非常に重要な役割をしているんですよ?(笑)

 とはいえ、ずっと分泌されていてはそれはそれで問題になってしまうので、「もうやめたい」という情動を誘発してノルアドレナリンの分泌を誘発している行動を止めようとしたり、原因となる環境から抜け出そうとするわけです。

 

●コルチゾールの分泌が多いのは“新たな挑戦・ワクワクモチベーション”

 子どもの頃に新しいゲームを買ってもらった時のワクワク感、ついつい時間を忘れて親に「ご飯だよ」と呼ばれても気づかず熱中してしまった経験はありませんか?

 これはまさに、ドーパミンの影響を受けて集中力が高まっている例です。

 人の集中力は45分しか続かないなんて言われていますが、それは嫌々やっているものに対してであって、自身が興味を示すものに対しては何時間だって集中力が続きます。

 ドーパミンの分泌をきっかけにβエンドルフィンも分泌されます。

 βエンドルフィンは脳内麻薬とも呼ばれ、いわゆる「もっとやりたい!もっと欲しい!」という情動を誘発します。

 余談ですが、先ほど痛みを感じた時にドーパミンが分泌されるとお伝えしましたが、βエンドルフィンの働きによって痛みを和らげるためです。この時に痛みに対してβエンドルフィンによる快楽が上回った時に快感を得るそうで、M(マゾヒスト)の人はこのような反応が起こりやすい人だとされています。

 コルチゾールの分泌量ばかり多い状態にも欠点があります。それはノルアドレナリンほど認知性が高くないという点です。

「集中しているつもりなんだけど、なんか集中しきれていない」状態のことです。
だからこそ、適度なノルアドレナリンの分泌も必要になります。

 

“新たなことに挑戦できるのはドーパミンのおかげ!?”

 人は何かを創造する時や論理的思考などの点数が低いほど、自己の見積もりに誤差が生じやすいとされています。学びが浅ければ浅いほど、実際よりも自己評価を高く見積もる傾向にあります。

 しかし、この自己評価を高く見積もることで新たなことにどんどん挑戦していくことができるのです。

 そして、その「挑戦」の情動はドーパミンによって引き起こされることがわかっています。

 

まとめ

 初めからワクワク感でモチベーションを高められればいいに越したことはありませんが、今の状況を変えたい、今の自分を変えたいという負の情動による動機も多いんじゃないかと思います。

 スタートはそれでもいいと思います。ただ、どこかのタイミングで学んでること自体ややっていることに楽しさを見出すことが出来るかどうか、また、学ぶこと自体がモチベーションになっている人はどれだけ新しいことに挑戦し続けることができるかがモチベーションをコントロールするカギになるんじゃないかと思います。

 また、自身を俯瞰で見る時間を、私は一日の中で5分ほど設けています。そうすることで今の自分の状態がどのような状態なのかなんとなくわかるようになってきます。

 例えば、呼吸が浅く呼吸数が多くなっていれば、もしかしたらノルアドレナリンの分泌が多くなっているのかもしれないと呼吸のエクササイズをして副交感神経と交感神経のバランスを調整したりしています。

 劇的に変わるというわけではありませんが、何もしないよりは明らかに思考力も集中力も違いますよ。

 

鈴木寛太(KANTA SUZUKI)
パーソナルトレーナー。活動地域:愛知県。
本来あるべき機能を取り戻すことこそ“ストレスから解放されるカギ”をモットーに日々活動中。動かしやすい身体は人生を豊かなものにしてくれます。皆様に身体づくりのヒントをお伝えできたらと思っております。


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