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二極化進む業界で “メガ”買収が加速中

苦境の食品スーパー業界で、”共喰い”が始まった!

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 対して、山陽地方が地盤の有力スーパーで、九州、四国へも進出しているイズミ(広島市)は、純利益が前期比11.3%増の110億円と復調。埼玉県を中心に展開するヤオコー(川越市)の12年3月期の純利益は、同10.7増の57億円の見込み。ヤオコーは21期連続で最高益を更新中。業績の二極化が一段と鮮明になった。

 経営環境の悪化に伴い業界再編が加速する。昨年11月、中国・四国を地盤とする食品スーパー、マルナカ(高松市)がイオンの傘下に入った。中国・四国に大阪・兵庫を加えた地域の、イオンの系列の食品スーパーの店舗数は212店から413店に倍増した。

 首都圏が地盤のディスカウント系スーパー、オリンピック(東京・国分寺市)は4月17日、中堅の食品スーパーのカズン(東京・足立で7店舗)を買収すると発表した。業界再編といえば聞こえはいいが、弱肉強食の戦いで独立系がどんどん食われているのだ。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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