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鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス

な〜んかしまらない”とうきょうスカイツリー駅”の名称に直撃!

文=林 賢一
post_177.jpg“天空樹”ってなんかドラクエとかFFっぽい?

人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活! 

 今週は、二人の弟子で、同じく古舘プロ所属の放送作家・林賢一氏が、超話題のあのスポットのお膝元にあるあの駅名に、ツッコミをいれた!

[回答者]東武鉄道お客様センター様

 東京スカイツリー開業を控えた2012年3月17日、東武鉄道伊勢崎線・業平橋駅の名称が変更された。その駅名は皆さんも、ご存じであろう。

 「とうきょうスカイツリー駅」

 この絶妙な間抜け感はどうしたものだろう。威厳がないというか、誤解を恐れずに言えば、とてもダサい。もちろん、言葉を漢字表記にするか、ひらいて平仮名表記にするかは──日本
語固有の微妙な問題であり、好みの問題とも言えるのだけれども──正しいルールなどない。だが、「東京スカイツリー」に便乗した駅名であるにもかかわらず、本来の「東京」から「とうきょう」と変更することによって、間抜け感や違和感、さらにはがっかり感まで植え付けられてしまうのはわたしだけではないはずである。

 そもそも、物事は平仮名にすると間抜けに変身してしまうものである。例えばこれはどうだろう。

 「やざわえいきち」

 申し訳ないのだが、なぜか半笑いになってしまう。平仮名にしたときのオーラの消え方が尋常ではない。可愛らしい子どもの名前のようで、ロック感すら消えてしまったではないか。もし、この子と喧嘩することになったら勝てそうな気がする。

 こんな平仮名はどうだろう。

 「いーゆーしゅのうかいぎ」

 さすがにここまで露骨に平仮名表記されることはないだろうが、なにかゆる〜い雑談のみで終わってしまうような無益な会議だと妄想できなくもない。会議中にこっそり部屋を抜けてさぼっても、さほど怒られなさそうだ。

 ”平仮名にすると間抜けになる”理論の真逆の発想で「とうきょうスカイツリー駅」すべてを中国語に倣って漢字表記にしたら格好良くなるのだろうか。

 「東京天空樹駅」

 結果として読みにくいという欠点はあるものの、実直な駅名に大変身したような気もする。「天空樹」という表記は少なくとも間抜けではない。

林 賢一

林 賢一

1979年、五反田生まれ。脚本、構成。学生時代から古舘プロジェクトで修業。参加作品は、『トーキングフルーツ』(フジテレビ・火曜深夜24時25分~)、ドラマ『恋とか愛とか(仮)』(広島ホームテレビ・木曜深夜24時15分~)、舞台『古舘伊知郎トーキングブルース2014』、アニメ『脇役目線』(WOWOW)など。映画監督・入江悠と仲間たちによる映画メルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な企画を連載中。

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