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「KEIRIN発祥」日本自転車連盟公式サプリに「禁止薬物」検出――発端とリオ五輪への影響

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keirin.jpg「AC photo」より

 公益財団法人・日本自転車競技連盟(JCF)がスポンサー契約を結ぶ健康補助食品販売会社のサプリメントから、世界反ドーピング機関(WADA)で禁止されているたんぱく同化ステロイドが検出された。選手は試合会場の控え室などにあるそのサプリメントを誰でも口にできる状況にあり、すでに選手からも「知らずに服用していた」という証言も出ている状況だ。

 夏にはリオデジャネイロ五輪が開催されることもあり、自転車競技が大きな混乱に巻きこまれることは避けられないだろう。選手たちに禁止薬物の陽性反応が出れば、資格停止処分などにも発展する可能性も浮上する。「公式サプリメント」であったことを考えれば、選手たちがとにかく気の毒という他ない。

 サプリメントを提供していた「梅丹(めいたん)本舗」は、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の審査を受けずに販売していたようだ。義務ということではなく、JCFからも指摘がなかったから放置の状態だったそうだ。JCFと梅丹本舗のずさんな管理体制に関し、今後メスが入るのは間違いない。

 ネット上では「公式がひっかかるなんて選手はたまったもんじゃない」「連盟は何やってんだ」「製品分析しない企業って」と運営側やメーカーに対する非難が相次いでいる。ただ、一部では「梅丹でダメっていうのは驚き」「自転車競技の人はめっちゃ利用してる」など、禁止薬物となった商品に対し愕然とする声も。競輪選手などに深く浸透した商品だっただけに、驚きも大きかったということだろう。実際、商品に入っているステロイドの量はドーピング効果を到底得られる量ではないということだが……。

 先のバドミントン選手違法カジノ騒動でリオ五輪に向けた盛り上がりに水をさしてしまった中、今度は自転車競技でも影を差すような出来事が起こってしまった。自転車競技でも特に「KEIRIN(ケイリン)」は日本発祥の種目であり、2008年の北京五輪では、永井清史選手がケイリン種目で3位入賞。ケイリン発祥の地である日本に初めてメダルをもたらしている。ロンドン五輪では女子ケイリンも設けられるなど発展を続けてきた。リオ五輪においても現役競輪選手の出場が予定されていた。世界選手権10連覇の”レジェンド” 中野浩一選手を筆頭に、自転車競技の歴史において日本の影響力は大きかっただけに、今回のような問題が起きてしまったのは非常に残念である。

 ロシアの陸上界、テニスのマリア・シャラポワなどが組織的ドーピングが大きな問題として取り上げられるなど、五輪界隈は今、これまで以上にドーピングに対し過敏に反応する状況だ。残念ながら、日本の自転車競技には厳しい措置がとられるのは避けられそうにない。

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