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「敷居の低いアイドル」時代の終焉……アイドル刺傷事件にうごめく問題と「過去」事件

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 東京都小金井市のライブハウスが入る建物の敷地内で21日、アイドル活動をしている冨田真由さんが男に刃物で20カ所以上を刺された事件。警視庁小金井署は傷害の疑いで住所、職業不詳、自称・岩埼友宏容疑者を現行犯逮捕した。冨田さんは現在も意識不明の重体。

 冨田さんは以前、警視庁にブログやツイッターに怪しげな書き込みをされていることを相談していた。ネット上でも岩埼容疑者が書き込んだのではと疑われるSNSが表に出ており、「女性に以前プレゼントを渡したが、送り返され憤慨した」という動機も、SNSで書かれた内容と合致している。

 知名度こそ低いものの、現役のアイドルが刺され重体というのは、世間全体で見てもその衝撃度は大きい。最近では「地下アイドル」なども含め、多くのアイドルがメディアやイベントを賑わせているが、これほど凄惨かつ理不尽な事件は過去にも例がない。

 しかし、ネット上には「いつか起こると思ってた」という声が多いのも事実。握手会を筆頭に、観客やファンと近しいことを売りにするアイドルも多いが、それが警備上危険であるという指摘は以前より多かった。

 2014年にはAKB48が岩手県で開催した握手会イベントにおいて、男がノコギリでメンバーである川栄李奈(当時)と入山杏奈を切りつけた事件が発生し、その際もアイドルとファンの距離が「近すぎる」ことが大きく物議を醸した。他にも15年、グラビアアイドルで女優の柳ゆり菜が、握手会で手を引っ張られるという暴行被害を受けた。こうした事件があるたびに「警備が見直されるといい」という声は非常に多かった。AKB48などはボディチェックや仕切りを設けるなど対策を行っているようだが、AKBグループほどの知名度や資金力のないアイドルや運営側は、厳重なセキュリティを施すことはできないのが現実で、AKB48以上に「ファンに近い」ことを売りにする他ないこともあるかもしれない。そんな中、このようないたましい事件が起こってしまった。

 世間の多くが指摘しているのは、やはり「ファンとアイドルが近すぎる」というもの。アイドルとの距離を図れないファンが、アイドルではなく「一人の女性」として恋愛感情を持ち、トラブルになる可能性は否定できない。そしてそれは、アイドルそのものの「敷居」が格段に引き下がったことに起因しているのだろう。

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