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未だ破られぬ「伝説」のレコード……日本競馬史上「歴代最速の馬」はアイビスサマーダッシュが行なわれる新潟「直千」で異次元の強さを誇った

karusutonraitou.jpgカルストンライトオ(JBISサーチ公式サイトより)

「歴代最速の馬」はどの馬か――。

 新潟競馬場で日本唯一の直線1000m重賞アイビスサマーダッシュ(G3)。このレースが他の重賞レースよりも一際注目を浴びるのは、単純な賞金やサマースプリントシリーズといった名誉が争われるだけでなく「純粋に『最速』は誰か決められるからだ」といえるのではないだろうか。

 なにせスタートからゴールまで何の障害もないのだから、言い訳が利かない代わりに「誰が一番速いのか」という構図は極めて明確に示される。ちょうど来月から開催されるオリンピックの100m競走のようなものだ。

 競馬ファンの間で「歴代最速の馬は誰か」という話になると、時代を彩った様々なスピード自慢が出てくるだろう。ロードカナロア、サクラバクシンオー、キンシャサノキセキ……はたまたタイキシャトルの名を挙げる人もいるかもしれない。

 しかし、これが「歴代最強スプリンターは誰か」という話なら異論はない。だが、語弊はあるかもしれないが、あくまで今回のテーマは「歴代最速の馬」である。

 となれば、やはり冒頭で触れたアイビスサマーダッシュで活躍した馬を考慮しないわけにはいかない。先述した名馬は間違いなくいずれも史上最強クラスだが、だからといって「極限のスピードを競う新潟直線1000m」で本来のパフォーマンスが十分に発揮されるとは限らない。

 その上で、筆者が「歴代最速の馬」として筆頭候補に考えるのは、2002年と2004年のアイビスサマーダッシュを制したカルストンライトオだ。

 2004年のスプリンターズS(G1)を制しているように1200mでも「G1級」の強さを誇ったカルストンライトオだが、こと新潟の直線1000mになるとそのパフォーマンスは「歴代最強クラス」に跳ね上がる

 2004年のアイビスサマーダッシュで付けた3馬身差は、今年で16回目になるこのレースの「最大着差」となるが、それよりも圧巻なのが2002年の内容だ。

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