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一時代を築いたPL学園「最後の夏」が終焉――かつて日本中を席巻した名門のいない甲子園を思う

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 夏の風物詩『全国高校野球選手権大会』。

 100年を超える歴史の中で、幾多の名勝負・名場面を生み出してきた通称『夏の甲子園』が8月7日から開催される。

 今年は甲子園への切符をかけた地区大から”波乱”に満ち溢れていた。大阪桐蔭や、早稲田実業・龍谷大平安・敦賀気比・浦和学院といった、甲子園の優勝経験校が次々と姿を消していった。

 逆転あり、思いがけない結末ありの一発勝負、そんな『筋書きのないドラマ』と呼べる点こそ高校野球の醍醐味と言える訳だが……敗退した出場校の中に”他とは異なる点”が注目されていた名門が存在した。

 かつて、高校野球界を席巻した『PL学園』である。

 今さら説明するまでもないが、春夏合わせて甲子園で7度の優勝を誇る名門。1976年から98年は勝率8割超えという驚異的な数字を記録している。

 PL学園を語る上で外せないのは、桑田真澄(巨人→パイレーツ)・清原和博(西武→巨人→オリックス)の『KKコンビ』が在籍した時代。”黄金期”と称えられるこの時期は、5季連続出場を果たし優勝2回・準優勝2回という、高校野球史に残る成績を収めた。

 その後も春夏連覇を達成。1998年「平成の怪物」松坂大輔要する横浜との延長17回の死闘など……球史に残る試合を幾つも演じてきたPL学園は、『甲子園の名物』と呼べる存在だった。

 何より、KKコンビだけではなく、野村弘(横浜)・立浪和義(中日)・片岡篤史(日本ハム→阪神)・宮本慎也(ヤクルト)・前田健太(広島→ドジャース)といったプロの世界でも中軸を担う選手を輩出した事実が、PL学園の強さを物語っている。

 しかし、そんな名門校のPL学園野球部は、この夏を最後に休部となる旨が決定していた。

 昨春から新入部員の募集を停止しており、12人の3年生のみで地区大会に臨んだ今夏が文字通り”最後の夏”だった訳だが……「少しでも長くPLを観たい」と考えるファンの願いも虚しく、15日の大阪大会2回戦で東大阪大柏原に6-7の逆転で惜敗。

 高校野球史に金字塔を打ち立ててきた名門が、その歴史に”ピリオド”を打つ瞬間が訪れた。

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