真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.08.30 08:12
北村宏司騎手がリハビリから実戦復帰!復活を目指す師弟の「絆」と藤沢和雄調教師の「とにかく勝て」に秘められた意味とは
編集部
1月の中山開催を終えて、2月を迎えた美浦トレセン。開幕から出遅れた藤沢和厩舎はまだ新年の”初星”が出ていない状況だった。そんな厳しい中、早朝の坂路コースで藤沢和調教師がわざと大声を上げたのだ。
「今日は”今年未勝利”の厩舎から順に馬場入りしようじゃないか。まずは0勝の藤沢厩舎!」
周囲の報道陣を凍りつかせる自虐ネタである。さらにこの週の東京新聞杯(G3)に出走予定だったレッドスパーダの様子を聞かれて「中山だと粘れるけど、東京だと誘導馬だよ。3年前に(このレースを)優勝してるけど、誰も覚えちゃいないよ。なあ、ヒロシ」と無茶ぶり。
突然話を振られた北村宏騎手は言葉に詰まりながらも「追い切りはさすがと思わせる動きです。長期休養明けを一度使って変わってくるはずです」と必死に師匠をフォローしていた。
結局、レッドスパーダは4着に敗れたが、その日の他のレースで藤沢和厩舎の初勝利を挙げた北村宏騎手。師弟の信頼関係が伝わってくる一幕だった。
あれから3年、先週2度目の休養から復帰を果たした北村宏騎手が騎乗したのは5鞍。その内4鞍が、藤沢和厩舎が用意した馬だ。
いくら現役最多勝を含め、これまで数々の成功を収めてきた関東の大物調教師でも、馬主の了解なしに騎手を決めることはできない。中には、北村宏騎手の状態に不安を覚えて難癖をつけた馬主もいるかもしれない。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 田辺裕信「痛恨ミス」に降板を期待する声も浮上?超大物馬主が「何やってんだよー」のご立腹…一石投じたファンとのやり取りに注目集まる
- C.ルメール「12戦全敗」で連覇に審議ランプ点灯?ライバル川田将雅は7勝の猛チャージ…ドバイワールドカップデーで注目の直接対決
- 「G1馬5頭」でも盛り上がりを欠く今年の大阪杯…ドウデュース、リバティアイランド登場も国内は閑古鳥…いよいよ「最弱世代」疑惑は確信レベル?
- 大阪杯は最強5歳世代に注目!イクイノックス、ドウデュース、アスクビクターモア、ジャスティンパレスを【完封】したジオグリフに復活の予感!
- 【ドバイターフ(G1)展望】武豊×ドウデュース「凱旋門賞制覇の夢」に向けて仕切り直し!ロードノースの4連覇を阻んで“夢”実現へ
- 皐月賞馬サートゥルナーリア×桜花賞馬ハープスターで「シーザリオ×ベガ」の超名牝系タッグ! 2024年新種牡馬筆頭は「第二のスワーヴリチャード」を許さない?
- 【大阪杯】ノーザンファームの「締め出し作戦」が大成功?フルゲート16頭に11頭の大攻勢…「幻の1番人気候補」が無念の門前払い
- 「競馬の神様」は実に意地悪だ!キャプテン渡辺のWIN5あるある…「これだけはやめてね」という相手が異常な確率で来る問題【徒然なる神のくず競馬トーク】
- ダービー「当確級」の逸材が皐月賞参戦!過去にキズナ、シャフリヤールらが条件クリア、浜中俊VS坂井瑠星の「第2ラウンド」も勃発?
- 【ドバイゴールデンシャヒーン(G1)展望】「1年越し」リベンジかかるリメイク!兵庫の雄イグナイター、巨漢ドンフランキーらも虎視眈々