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2016.10.08 08:58

「今までで1番」昨年のワンツーコンビがタッグ結成!「大器晩成」「雨得意」と異色のディープインパクト産駒ディサイファがみせる驚異の成長力!
編集部

「抜群。凄くいい。今までで1番じゃないか」
毎日王冠(G2)の1週前追い切りが行なわれた先月28日のことだった。美浦の坂路を駆け上がってきたディサイファ(牡7歳、美浦・小島厩舎)の動きに対して、騎乗した小島厩舎の小島良太助手からはそんな声が上がった。
「1週前としては申し分ない。夏に休ませた効果で、気持ちに余裕があるのがいい」と管理馬を絶賛していたが、その評価は今週の最終追い切りを終えても「前哨戦といっても納得できる状態」と変わらない。
今回の毎日王冠は、ディサイファにとってあらゆる面で「プラス」になっている。
まずは距離だ。今年になって2000m以上のレースを使われていたかと思えば、前走で突然キャリア初のマイル戦を走ったディサイファだが、ベストディスタンスは[4.3.1.2]の相性を誇る1800mで間違いない。それも着外2回は共に4着と、この距離で大きく崩れた経験がないだけに今回も十分に期待できて当然だ。
さらにその背中を押すのが、今週の「雨」予報だ。現在、日本を横断中の台風18号の影響で、今週末の東京は雨模様。毎日王冠も良馬場が望めない状況である。
そんな中、ディサイファの稍重以上の戦績は[2.2.1.0]。雨が苦手といわれるディープインパクト産駒としては異色の存在であり、切れ味勝負に不安のあるディサイファにとっては、まさに「恵みの雨」となりそうだ。
その上で「最大の問題」はいくら条件が向いても、アンビシャスやステファノス、ルージュバックといった「G1級」の強敵相手に勝ち切れるのかということになる。
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