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医療機器販売会社ヤマト樹脂光学詐欺罪の余波

“ギャングスター”麻生太郎の最大タブー! 詐欺罪で起訴の会社社長から献金受領

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 疑惑は3点ある。1つはヤマト社は95年から06年の12年間、麻生副総理(当時は外務大臣など)が支部長を務める自民党福岡県第8選挙区支部や彼の資金管理団体「素淮(そわい)会」に計400万円に上る献金をしていたことだ。

 2つめは麻生外務大臣(当時)が07年6月15日、ヤマト社の創立40周年記念パーティーに出席して「堅実な商売をしている久保村さんのやっている仕事にお力を賜りますように」と挨拶したことだ。これだけだったら政治家と支援者の関係にすぎないが、両者にただならぬ関係があると思わせたのが3つめの事実である。医療機器納入をめぐる汚職事件で社長が逮捕され、破産したヤマト社のコンタクトレンズ事業部の事業を継承した会社の役員に麻生副総理の親族が名を連ねていたことだ。

 この会社は、医療系投資会社のキャピタルメディカル(東京都港区)。05年2月の設立である。ヤマト社が破産手続き開始決定を受けた08年8月11日付で、キャピタルメディカルが事業を継承することでヤマト社と合意していた。

 キャピタルメディカルの社外取締役に麻生副総理の甥の麻生巌氏(38)が、06年3月に就任している。太郎氏の弟で福岡県内を中心に69社を擁する麻生グループの中核企業、麻生(福岡県飯塚市)の麻生泰会長(66)の長男が巌氏。10年に父親の後を継いで麻生の社長になっている。麻生グループの、次期総帥となる人物だ。

 麻生太郎副総理にとって、久保村広子被告との関係は、絶対に触れてほしくない恥部なのかもしれない。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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