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ぼくらはあの頃、アツかった(19) リプパンはずし機全盛期。ホールに舞い降りたハットの妖精が呼び込んだ「スパイダーマン2」の大当たり。

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 筆者が通っていたホールに、オシャレなハットを被った若者が居た。常連である。白シャツのボトムはサスペンダーで吊り上げ、短めの裾の足元は裸足にブーツであった。足立区のオシャレ番長。筆者は彼の事を心の中でそう呼んでいた。

 当時筆者はスパイダーマン2にやたらハマっており、仕事の終わりに必ずと言って良いほどホールに立ち寄っては勝ったり負けたりしていたのだが、その都度彼──オシャレ番長と出くわしていた。

 最初は「やたらオシャレな若者がいるなぁ」程度の認識だったが、あまりにも顔を合わせるのでいつしかお互い顔を覚えてしまい、いつしか我々は会釈を交わす間柄になった。

スパイダーマン2を打つ。
負ける。つまらない気持ちで帰る。
スパイダーマン2を打つ。
オシャレ番長を見つける。会釈する。勝つ。気持ちよく帰る。
スパイダーマン2を打つ。
オシャレ番長を見つける。会釈する。勝つ。楽しく帰る。
スパイダーマン2を打つ。
負ける。小石を蹴りながら帰る。

 筆者は気づいた。

 オシャレ番長を見かけて会釈すると、何故か勝てる事に。

 それからはしばらくオシャレ番長と勝率の因果関係に注意しながらスロっていたのだが、研究の結果、オシャレ番長の登場方法自体に信頼度のようなものがある事が分かった。彼自体が一つの演出のようなものだったのである。

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