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武豊も頭が上がらない?アウォーディー、ラニ、キズナ、ワンアンドオンリーらを送り出す最強の非社台系オーナーブリーダー・「ノースヒルズ軍団」とは何者だ?

今週行われる第17回チャンピオンズカップ(G1)に出走する注目の兄弟アウォーディーとラニ。兄アウォーディーはJBCクラシック(Jpn1)を含めダート戦6戦全勝と完璧な成績を残し、弟ラニは史上初の日本馬でアメリカ三冠すべてに出走し、ベルモントステークスでは3着に健闘した。まさに今のダート界を牽引する兄弟である。
この2頭はともにアメリカで生産され日本に連れてこられてきたのだが、生産したのは北海道新冠にある生産牧場ノースヒルズのアメリカ拠点である「North Hills Management(North Hills Co. Limited)」。このノースヒルズは個人馬主としては日本で最大級のオーナーブリーダー(生産者兼馬主)であり、その活躍振りからも今や日本競馬にとってなくてはならない存在といえるだろう。
このノースヒルズは1984年に前田幸治氏が設立したマエコウファームが前身となっており、1998年ノースヒルズマネジメント、そして株式会社に変更した2012年にノースヒルズへ名称を変更した。生産馬は国内3つ、そしてアメリカのNorth Hills ManagementとNorth Hills Co. Limitedの2つの名称があって少々ややこしいが、ここではノースヒルズとまとめておく。
代表の前田幸治氏は大阪にあるアイテック株式会社の代表取締役会長。従業員は2000名を超え、官公庁の技術分野の下請けで大型プラントの設計、下水道に道路の保守、管理と様々な分野で活躍、安定した業績を上げているという。アイテックは1977年の設立なので、ノースヒルズはアイテックの7年後に設立されたことになる。
このノースヒルズ軍団は京都馬主協会に所属し、多くの馬主名義を所有していることでも知られている。生産牧場でもあり馬主名義も持つノースヒルズ、代表の前田幸治氏とその弟の前田晋二氏、前田幸治氏の夫人である前田葉子氏、過去に宝塚記念を優勝したアーネストリーを所有していたアイテックの取締役である古谷道昌氏などだ。
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