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キタサンブラックにとって「ありがたい存在」か「邪魔」なのか。17戦連続「逃げ」の重賞馬が有馬記念参戦

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 今年の天皇賞・春、ジャパンCを制覇し、今や「現役最強」の地位もほぼ手中に収めたキタサンブラック。あとは、年末の有馬記念(G1)でサトノダイヤモンドを蹴散らすのみと言われている。

 そんなキタサンブラックにとって「追い風」か「向かい風」か極めて微妙な馬が、有馬記念出走を表明した。

 11月、福島記念(G3)を制覇し、重賞初制覇を飾ったマルターズアポジー(牡4 美浦・堀井厩舎)である。重賞初制覇ということもあり、さほどこの名前に馴染みがないファンも多いかもしれないが、実はこの馬、デビューから17戦してすべてのレースで「逃げ」を披露している。

 前走にしても、好スタートから1コーナーから果敢にハナに立ち、粘り込みに成功。現在3連勝中と勢いがある。

 スピードにモノを言わせた「逃げ」で、同じく逃げ先行のレースが多いキタサンブラックをハイペースで「潰す」役割をこの馬が担うのではないか……そんな声も上がってはいる。

 ただ、この馬の存在は、どちらかというとキタサンブラックの有馬記念での好走の「アシスト役」なのでは、という考えのほうが正しいかもしれない。

 マルターズアポジーが勝利した福島記念に関しても、ラップタイムは「12.3 – 11.3 – 12.0 – 12.8 – 12.6 – 12.1 – 11.8 – 11.6 – 11.5 – 12.8」と決して早くはなく、楽に逃げられた印象がある。もしこの馬がハナを奪ったとしても、ペースが落ち着けばその直後にいるであろうキタサンブラックにとっては「ありがたい存在」でしかない。

 さらに、前走ジャパンCでのキタサンブラックの見事な逃げ切りを考えると、有馬記念でキタサンブラックが逃げた際、多くのライバルが道中競りかけにくる可能性もある。ハナをマルターズアポジーに譲ることで、そうしたプレッシャーも回避できる可能性も浮上するだろう。そもそもキタサンブラックの武器はその安定感と折り合い。必ずしも逃げでなければいけないタイプではない。

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