ウェディング・ビジネス最前線　結婚式の女子会化、カギは花婿…先細りの中拡大図る

　このブームに火をつけたのは、ドラマに次いで映画化もされ（10年日本公開／配給：ギャガ）、女子の間で大人気を呼んだ、『SEX and the CITY』だろう。

（ニューヨークの「負け犬」4人組が人気を集めた、
「SEX and the CITY」のオフィシャルサイト）

　物語の主役は、「負け犬の象徴」とまで言われた、4人の“独女”たち。

　映画では、その中心人物・キャリー（サラ・ジェシカ・パーカー）が、「だめんず」との呼び声高い、ミスター・ビッグ（クリス・ノース）と、念願の結婚式をあげる（はずの）シーンが登場する。

　残る3人の美女は、その席で、華やかなブライズメイド姿を披露。日本でも、それを見た“アラフォー独女”らが、こぞって「私もやってみたい！」と、盛り上がりを見せたのだ。

　一方、ブライズメイドの男性版、「アッシャー（注：『アッシー＜君＞』ではない」）」の存在も見逃せない。こちらは、花婿の介添え人で、式の進行などをサポートする男性のこと。

　今年、この「アッシャー」の存在を、広く知らせる出来事があった。1月にハワイでおこなわれた、俳優の小栗旬さんと、ファッションモデル・山田優さんの挙式・披露宴だ。

　日本では「ブライズメイド」オンリーの、女子会系・結婚式も多いもの。

　だが、小栗旬さんは、欧米スタイルにのっとり、5人のアッシャーを指名した。その5人とは、なんと！　アイドルグループ・嵐の松本潤さんや俳優の岡田将生さんら、イケメン有名人だったのだ。