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短距離王ビッグアーサーは被害者? 高松宮記念(G1)で「落第息子」の再抜擢にファンからは落胆の声

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 父として息子への情を捨てきれない心情は十分理解できるが、やはり勝負事に「甘さ」は禁物なのかもしれない。

 19日、昨年のスプリント王・ビッグアーサー(牡6歳、栗東・藤岡健一厩舎)が、藤岡康太騎手とのコンビで連覇の懸かる高松宮記念(G1)へ向かうことがわかった。

 主戦を務める福永祐一騎手が、昨年の秋華賞馬ヴィブロスとドバイ遠征に向かうために空白となっていたスプリント王の鞍上。昨秋は不運が重なり思うような結果の残せなかっただけに、今年に懸ける意気込みは大きいはずだ。

 だが、陣営が抜擢した”代打”は、管理する藤岡健一調教師の次男となる藤岡康太騎手だった。

 確かに古くから「閉鎖社会」といわれている競馬サークル内では、関係者が血縁関係にあることは珍しくない。競馬の第一人者の武豊騎手も、ビッグアーサーの主戦の福永騎手も父がジョッキーという2世騎手だ。

 そこには当然ながら、親子の「情」がまったくないと述べれば嘘になるだろう。無論、それは藤岡健一調教師と藤岡康太騎手の間柄も例外ではなく「出来ることなら息子を乗せてやりたい」と思うのも親心というものだ。

 だが、同時に競馬は多額の賞金、そして数多くのファンによって支えられている「真剣勝負の場」であることは述べるまでもない。

 そういった点で昨年、高松宮記念を制したことで次代のスプリント界を担う馬として注目されているビッグアーサーは、競馬界全体を通じても屈指の期待を背負う存在だ。今回の親心が見え隠れする抜擢に、落胆の声を上げるファンも当然ながら少なくはない。

 何故なら、藤岡康太騎手には”前科”があるからだ。

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