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花盛りのPB、メーカーの悲鳴〜要求高い流通と消費者の板挟みに…メリデメとは?

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「夜9時から夜中1時まで、流通側の部長と私、売り場責任者、3人並んで正座させられて、お客さんに罵倒されました。その人は消防士でした。『俺たちは体を張って仕事しているのに、お前たちはなんだ』と言うのです。参りました」

 売値が100円の菓子にかけられるコストは51~53円が限界。そこから袋代8円も引かなければならない。「メーカーは、物理的にできる努力は、もうすべてしている。安い商品といっても食品である以上、消費者は当然のように安全性を要求してくる。消費者は、何もかも製造者の責任と思っていて、安い商品を買う以上は自分たちもリスクを負うんだという発想はまったくない。安い上に安全な商品をつくることがメーカーにとっていかに難しいかを、少し考えてほしい」

 このままでは、メーカーは流通と消費者との板挟みで疲弊してしまう……。社長は最後に悲痛な声を上げた。
(文=芋野畝)

BusinessJournal編集部

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