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今大会で「WBC消滅」は本当か?中立性を欠いた主催者国アメリカの「ご都合主義」で未熟な国際大会は運営崩壊の一途

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 この「問題」の根本は、もちろん日本人メジャーリーガーにあるわけではなく、かといって大リーグに所属する各球団に直接あるわけでもない。率直述べて、最大の原因は創設から早11年が経とうとしながらも「WBCの価値」が未だ低いままという事実にある。

 WBCはWBCI(ワールド・ベースボール・クラシック・インク)によって主催されている世界の野球界における最大規模の国際大会だ。そういえば聞こえは良いが、実はWBCIは大リーグ機構の国際部門内の組織で、つまりは「大リーグ機構」と「選手会」の共同運営によって成り立っている。

 したがって、主催のWBCIにはオリンピックのIOC(国際オリンピック委員会)、サッカーW杯のFIFA(国際サッカー連盟)のように、国際大会において中立な立場ではないということだ。

 何故、メジャーリーグが所属選手のWBCへの参加において自国の選手だけでなく、日本を始めとした他国の所属選手に対しても強い発言権を持っているのか、つまりは”そういうこと”なのだろう。決勝戦など重要な試合が尽く米国で開催されているのも、単にアメリカが野球の母国だからというわけではないということだ。

 つまり、「WBCの価値」が上がるも下がるも、米国の”都合次第”というところが非常に大きい。そして第1回大会であっさりと2次ラウンドで姿を消したアメリカは、それ以降のWBCに対してすっかり意気消沈……近年では完全に”後ろ向き”になっていると述べても、決して過言ではない状況だ。

 実際に昨秋にはスポーツ専門局ESPNを中心に、米国のスポーツメディアがWBCに対して「2017年大会で終了の可能性」と大きく報じている。主催者国がここまで「やる気なし」では、大会自体を盛り上げようというのも無理な話に違いないだろう。

 もっとも米国がWBCに対して「やる気なし」なのは、決して負けたからというわけではない(アメリカの国民性から、そこは大きいが)。まず一つは先述したように開催時期の問題。そして、もう一つが収益を満足に得られないことだ。

 ちなみにサッカーのW杯は、2010年に開催された南アフリカ大会での関連収益が約3700億円。これは主催となるFIFAの4年間の総収入の87%をシェアしており、つまりはW杯が確固たる収入源として確立されているということだ。

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