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流行のタッチ対応ディスプレイPC、量販店で実際に触ってチェックすべきポイントは?

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流行のタッチ対応ディスプレイPC、量販店で実際に触ってチェックすべきポイントは?の画像1「Thinkstock」より
 Windows 8が登場して以来、タッチ対応ディスプレイを搭載したノートPCが増えている。主に大型のディスプレイ一体型PCとノートPCでタッチ対応ディスプレイ搭載モデルが多いが、このうち選ぶのが難しいのはノートPCのほうだ。カタログを比較するだけではわからない部分に、タッチ対応モデルであるがゆえの使いづらさが隠れている。

 では、どこをチェックするべきなのか。家電量販店の店頭で展示機を触る時に、誰にでも簡単にチェックできるポイントを紹介しておこう。

●タッチ感度&同時認識数は、ほぼ確認しなくてOK

 タッチ対応モデルとなると、とりあえず画面をつついてみたくなるのが人情だ。その時、タッチに対する反応速度の良さを見てもあまり意味がない。今どき、タッチに対して反応が鈍いマシンはほとんど存在しないからだ。また、同時認識数も2点タッチを認識しないというのでもなければ、気にする必要はない。通常の操作は1~2点で十分に行える。今は10点タッチ対応が主流だが、床に置いて3人で囲んで一斉にお絵かきでもするのでなければ、10点を使い切ることはほとんどないはずだ。

 つまり、店頭でつんつんとつついたり、ペイントでさっと線を引いてみても何もわからないのだ。どうせ触るならば、もっと実用的なことをチェックしよう。

●指の滑り具合を見る

 一番簡単にわかるチェックポイントは、指を滑らせた時のすべり具合だ。表面が光沢加工されているグレア液晶だと、一部に指が強くひっかかるというか、粘りつくような感覚のものがある。さーっと滑るのではなく、ぎゅぎゅっと止まりかかるのを引きずるように使う状態で、これは使いづらい。

 また、ディスプレイの縁に段差があるかどうかも見ておきたい。画面の表示領域と本体の縁との間に、黒く何も表示されないエリアがあり、表示領域と黒い部分に段差がないほうがオススメだ。Windows 8には画面の外から内へというような触り方をする機能があるし、ウィンドウを最大化した時に「X」ボタンは画面の縁ギリギリだ。どちらも段差があると、非常にタッチ操作しづらくなる部分だ。

●汚れ具合&拭き取り具合を見る

 タッチ操作をすると、どうしても画面の表面に指紋がつく。一部で指紋がつきづらい加工が施されているマシンもあるから、あえてべったりと触ってみて指紋のつき具合をチェックしよう。そしてティッシュペーパーやタオルなど、手近なものでさっとぬぐった時にどれくらい簡単に汚れが取れるかも見ておきたい。

 中には汚れやすいが拭き取りやすい、汚れづらいがついた汚れは拭き取りづらい、というようなものもあるから、ベタベタでもまったく気にしないという人でない限り、軽くチェックしておくのをオススメしたい。

●ノートなら「ぐらつき」を要チェック

 ノートPCの場合、使う形にディスプレイを開いた状態で、あえて強めにタッチしてみよう。あくまでも強めという程度で乱暴に扱うのはダメだが、そっと触れているだけでは見えないことがある。それが本体のぐらつきだ。

 特に薄型・軽量のUltrabook等の場合、ディスプレイを奥に押し込む動きでキーボード側が浮き上がってしまうようなこともある。軽いマシンほど軽いタッチで使ってもらうしかないのだが、ユーザーがあまり気を使う必要があるのも疲れるだろう。自分的に納得できる程度の優しいさわり方でも本体側が浮き上がってしまうのならば、あまり合っていないマシンというしかない。

 また、ディスプレイ自体がぐらつくことも多い。キーボードを強いタッチで使うだけでディスプレイが震えるようなマシンもあるから、触った時にどうか、指を離した後にどの程度で落ち着くのかはチェックポイントだ。一方でまったくぐらつかないというマシンは、一度ディスプレイを閉じてみよう。ヒンジ部が非常に固くつくってあり、ディスプレイを開く時に固すぎるという場合もある。

 軽くスムーズに開けるディスプレイなのに、タッチでぐらつかない。相反する要求のようだが、これに応える製品も出てきている。たとえばソニーの「VAIO Pro 13/11」は「可変トルクヒンジ」というものを採用し、一般的にノートPCとして使われる角度までは軽い手応えで開くのに、そこから先へは動きが固くなるようにしている。

 直感的に使えるタッチPCだけに、手元の少しの違和感が不快感になりやすい。購入前にはぜひじっくり触った触り心地を確認しよう。
(文=エースラッシュ)

 

BusinessJournal編集部

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