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大本命サトノアーサー敗退で問われる「馬場不問」の重要性。「本当に強い馬は馬場を選ばない」という格言を証明した伝説的名馬エルコンドルパサー

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erukondoru0223.jpgエルコンドルパサー(JRA公式サイトより)

 先週のきさらぎ賞(G3)で、単勝1.4倍に推されていたサトノアーサーが2着に敗退。前年の覇者「サトノダイヤモンドの再来」と謳われ、ここを勝つようなら混戦模様の3歳クラシック路線に「主役」が登場するとみられていたのだが、降雨で荒れた馬場に泣いた。

 この馬をデビュー戦から高く評している池江泰寿調教師は、自厩舎の3歳馬の中で「良馬場ならサトノアーサーが抜けている」と話していたが、奇しくもそれが証明される格好になってしまった。

 だが、昔から常々「本当に強い馬は、馬場を選ばない」と述べる関係者も多い。そういった意味で、サトノアーサーはまだ「本当に強い馬」の領域には達していないのかもしれない。

 10日、JRAが降雪による競馬開催への影響が予想されるため、11日の京都競馬と小倉競馬の前日発売を取りやめると発表。今年はすでに一度、京都競馬と中京競馬が降雪により延期となったが、天気予報を見る限りシーズン2度目の延期も充分にあり得そうだ。

 幸い共同通信杯(G3)が行なわれる東京競馬には影響がなさそうだが、それで思い出されるのが1998年2月15日に行なわれた同レースだ。

 実はこの日の東京競馬も積雪の影響により、開催が危ぶまれていた。幸い競馬自体は行うことができたのだが、レース開催中に急な降雪に見舞われ、JRAは芝コースの使用を危険と判断。急遽、共同通信杯を始めとした芝レースをダートで開催すること決めた。

 共同通信杯といえば、言わずと知れた3歳クラシックの登竜門。近年では過去5年の内に4頭の皐月賞馬と2頭のダービー馬を輩出したことで、その重要性がさらに増している。

 そんな共同通信杯がクラシックとは無縁のダートで行なわれる決定に悲鳴を上げたのは、馬券を買っていたファンだけでなく、出走を予定していた各関係者も当然だ。戦前の予想が180度覆る中、後に日本競馬史上初めてフランスの凱旋門賞(G1)で2着するエルコンドルパサーも、その”被害者”の中の一頭だった。

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