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そして、次の4つのポイントを押さえた上司は、部下に信頼されます。
(1)こまめに話しかけ、いつも気にかけている雰囲気を出す。その際、自慢話をしない。
(2)部署全体の方針・目標・ポリシーを明確にし、徹底する。
(3)部下の功績を奪わず、むしろ成果を出せるように後押しする。
(4)部下が成果を上げた場合に、それに見合った対価・報酬を与える。
部下が倍返しを企図している可能性がある場合、先に説明したように、まず直属の上長が味方であり、部下の周りの人間と敵対していない限り、ほとんど心配いりません。
そのような状態にもかかわらず、強硬な部下がいるなら「無視」が最も効果的です。
(1)怒らず、どならず、粛々と対応すること。
(2)言葉にしたりメールにすると履歴が残るので、無視が最もよい。
(3)仕事は任せる(具体的な指示は一切しない)。
(4)周りに状況を理解してもらう。
(5)仕事の担当換えする。
しかし、昨今はヒステリックな部下も増えています。部下が倍返しを企む理由が、本当に理不尽なことによるものか、理不尽なことをされたと思い込んで倍返ししようとしているのかも含めて検証しなくてはいけません。
いずれにしても、双方が膝を付き合わせてコミュニケーションを取りながら、解決を目指す努力は欠かしてはならないでしょう。
(文=尾藤克之)
●尾藤克之(びとう・かつゆき)
東京都出身。経営コンサルタント。代議士秘書、大手コンサルティング会社、IT系上場企業等の役員を経て現職。人間の内面にフォーカスしたEQ メソッド導入に定評。リスクマネジメント協会「正会員認定資格HCRM」監修、ツヴァイ「結婚EQ診断」監修等の実績あり。著書に『ドロのかぶり方』(マイナビ新書)など多数。
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