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天皇賞(春)、「超エリートvs.雑草」に注目!圧倒的2強に割って入るのは「関西馬」?

今週末は、いよいよ春の大一番である第155回天皇賞(春)が行われる。昨年の年度代表馬・キタサンブラックと有馬記念馬・サトノダイヤモンドによる2度目の対決だが、この2頭が抜けた実績を残しており「どちらが勝つのかが焦点となっている」というのが一般ファンの見方だ。
それにしても、この2頭は対照的な存在だ。サトノダイヤモンドは日本を代表するノーザンファームの生産馬で、父は種付け料が1回3000万円のディープインパクト。2013年のセレクトセールで2億3000万円という超高額で取引され、鞍上はフランスのジョッキーながら日本中央競馬会(JRA)所属となったクリストフ・ルメール。管理するのは日本を代表するトップトレーナーの池江泰寿調教師。馬主は現在、最も資金があり勢いに乗る馬主として知られる里見治氏。まさに日本を代表する調教師、馬主、騎手、血統そして生産者が集結した”最強馬”といえるだろう。
対するキタサンブラックは、父がブラックタイド、そして生産者はヤナガワ牧場で、どちらかというとマイナーな血統と生産者だ。今年の成績は現時点で、ノーザンファームの167勝に対しヤナガワ牧場は10勝にとどまっている。また、ブラックタイドの種付け料は200万円でディープインパクトの15分の1という評価。ちなみに、ブラックタイドはディープインパクトの兄(父も母も同じ「全兄弟」)という血統でもあり、興味深い従兄弟対決でもある。
キタサンブラックを管理する清水久調教師は今年9勝と関西リーディングは26位で、2位で21勝の池江厩舎とは倍以上の差がある。馬主は芸能界の大御所である北島三郎、鞍上が日本を代表する武豊というのは華やかではあるが両馬の環境差は大きく、それだけに“エリートと雑草”という構図の対決に日本中が注目しているのだ。
これだけ話題性があるレースをマスコミが放っておくはずがなく、テレビやスポーツ紙そしてインターネットなどさまざまな場所で特集されている。ファンもまた、匿名掲示板やソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を使って独自の見解や予想を披露するなど、大きな盛り上がりを見せているのだ。
これほどの歴史的勝負は、ライブで見るのは当然として、ぜひ馬券で参加したいもの。なぜなら、こんなに盛り上がるレースで馬券を買わないなんてもったいないからだ。
ただし、キタサンブラックとサトノダイヤモンドの組み合わせは人気が抜けていて、当たっても大きな配当にはならない。どうせ馬券を買うなら、やはり高配当が欲しいところだ。
もしこの2頭に割って入る馬がいるとすれば、3連単馬券でも高配当が期待できるが、それは一般人ではなかなかわからない。特に、こういったビッグレースは関係者も煙幕を張って本音を話さないので、スポーツ紙やテレビを見ていてもその真意はつかめない。唯一関係者から本音を聞き出せるのは、身内のような付き合いをしてきた”本物の競馬関係者”だけだろう。
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