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パチンコ店「爆破」予告で大迷惑! やはり必要なのは「遊び方」の改善か? 育成に力を注ぐ「アドバイザー」へ高まる注目

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 6日、岡山県倉敷市のパチンコ店「パーラーマンモス新倉敷店」が、爆破予告をされる事件が起きた旨を「NHK」が報じている。

 発表によると6日午前9時前、男の声で「倉敷市にあるパチンコ店を午前10時10分に爆破する」という電話が入ったとのこと。警察が、店内にいた客や従業員を避難させるとともに、店に面した国道2号線の一部など周辺の道路を通行止めにして店内を捜索。しかし不審物は確認されなかったようだ。

 警察は午前11時前に道路の規制を解除。威力業務妨害の疑いで調べを進めている。店は午前11時すぎに営業を再開したが、店側の「仮にいたずらだったとしても許せない気持ち」というコメントにも納得。遊戯を楽しみに来店していたユーザーだけではなく、一般市民へも迷惑を掛ける許せない行為であることは間違いない。

 問題は「何が目的だったのか」だが……。ネット上では、さまざまな意見が飛び交っているが、最も目立つのは「負けた客の腹いせだろ?」という意見である。現段階で判明はしていないが、本件が「腹いせによる犯行」の可能性は十分にあるだろう。

 パチンコに負けた腹いせによる強盗や台の破壊行為、店を放火するなど迷惑行為は後を絶たない状況だ。負けてイライラする気持ちもわからなくはないが、このような八つ当たりが許されるはずはない。

「射幸性を抑える規制」が導入されたものの、現在でも数時間で数万円を負けることもあるパチンコ。ごく一部だとしても、そのような負け方をした人間が常軌を逸した行動を起こしているのは事実だ。

 そのような理由からの犯行であるならば、必要なのはパチンコを「娯楽や息抜き」として遊戯してもらうための動きではないか。だからこそ、業界が育成に力を注いでいる「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」への注目は高まっている。

「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」とは、店舗において遊技に関する質問などを受付ける窓口担当者のことである。依存問題を抱える相談があった場合には、リカバリーサポート・ネットワークへの電話相談などを誘導することもあるようだ。

 4月に都内で講習を開催した「全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)」は、アドバイザーを育成することで、依存問題等を抱える人への適切な対応を目指す方針を掲げている。今後の展開に注目が集まっている状況だ。

 遊技者の「のめり込み」や、それを加速させた業界側の「射幸心を煽る行為」が現在の問題を生み出したことは明白である。その影響で「射幸性を抑える規制」が導入されたわけだが、目に見える成果を残しているとは言い難い。

 重要なのは「ギャンブルとは一線を画す遊戯」というパチンコの本質を、思い出してもらう(理解してもらう)ための動きだ。まずは業界が育成に力を注いでいる「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」の認知度を高めることが優先である。

「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」がいかに依存問題の解決へ繋がる可能性を秘めていたとしても、認知されていなければ意味がない。店舗だけではなく、メディアを利用した積極的なPR活動に尽力すべきである。

 そのような活動は、多くのユーザーが利用する循環を生み出すことに繋がるだろう。それらが絡み合った時こそ、ほんとうの意味でパチンコ業界は前進できるのではないか。
(文=高杉晋太郎)

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