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鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス

紀伊國屋書店さんの“神対応”?レジでしつこいあの質問、「やめて」とお願いしたら…

文=林 賢一

–気持ちよく買い物をしたいので、どうにかしてやめてほしくて……。

担当者 ああー、申し訳ございません。

–難しいですかね?

担当者 そーですね……。ポイントカードを出し忘れている方が思い出してくださったりすることも、あったりしますので。

–「ポイントカードをお持ちですか?」というフレーズは、忘れている人用ということでしょうか?

担当者 そうですね、新規でお申し込みの方もいらっしゃいますけども、たまに「あ、持ってるわ」っておっしゃってくださる方もいらっしゃいますので。

–なるほど

 というわけだった。

●数日後に同書店に行くと、なんと……

 とはいえ、リアル書店に買い物に行く習慣は変わらないので、数日後、今回問い合わせたばかりの同書店に行き、ふと思った。スーパーのレジ横に置いてある「ビニール袋いりませんカード」のように、本屋にも「ポイントカードありませんカード」を用意してもらって、それを本と一緒にレジに出せば、と。でも、そこまでするほどの大きな問題じゃないしなあ、などと思いながらレジで本を出した。
 すると……

「1500円になります」

 え?

「カバーはおかけしますか?」

 え?

 言わないの? ポイントカードのくだり。

 その後、支払いを済ませるまで「ポイントカードはお持ちですか?」発言はなかった。隣のレジにも耳を澄ましたが、店員さんが言っている様子はなかった。

 歴史が変わったのかもしれない。紀伊國屋書店がイチお客の声を真摯に聞いて対応してくれたのか、もしくは私の顔が相当な「ポイントカード持ってない顔」だったか。そのどちらかであると信じたい。
(文=酒平民 林賢一/放送作家)

林 賢一

林 賢一

1979年、五反田生まれ。脚本、構成。学生時代から古舘プロジェクトで修業。参加作品は、『トーキングフルーツ』(フジテレビ・火曜深夜24時25分~)、ドラマ『恋とか愛とか(仮)』(広島ホームテレビ・木曜深夜24時15分~)、舞台『古舘伊知郎トーキングブルース2014』、アニメ『脇役目線』(WOWOW)など。映画監督・入江悠と仲間たちによる映画メルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な企画を連載中。

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