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キタサンブラック「年内引退」も!? 凱旋門賞挑戦「消滅」の裏側にあった主戦・武豊騎手と北島三郎オーナーの「すれ違い」とは

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 しかし、キタサンブラックと武豊騎手は大阪杯、天皇賞・春を連勝したものの、最後の宝塚記念で敗れた。戦前から頻りに「負けられない戦い」と述べていた百戦錬磨の主戦騎手もレース後、いつになく青ざめた表情で「わからない」と絞り出すのが精一杯だった。

「勝てばうれしい、負ければ悔しい。これが勝負の世界。全部勝つわけにはいかないから。今日は運がなかった。この前(天皇賞・春)も多少走っているし、その前(大阪杯)も勝たせてもらって、馬も疲れている。『疲れてる』と俺に言いたかったんじゃないかな。(ファン投票で)一番に選んでもらってガッカリさせて申し訳ないが、1匹で走っているわけじゃないから。その辺は変わらずに応援してもらいたい。凱旋門賞は里見さんにサトノダイヤモンドで頑張ってもらって、ウチはウチで今年は夏は休ませたい。外国はちょっと考えさせてもらって、いい状態だったら、天皇賞・秋に行こうかなと。最後、有馬記念は頑張って出したいなと思う」

 言葉こそ普段通り温厚なものだったが、北島オーナーもまた悔しくないはずがない。ただ、それでも約束は約束。ここで敗れてしまった以上、凱旋門賞へゴーサインを出すわけにはいかなかったのだろう。苦渋の決断だったことは明らかだが、筋を通したことがうかがえる。

 それでも相当ショックな敗戦だったことは明らかで、有馬記念参戦に向けて放たれた「最後」という言葉は、単純に今年最後という意味なのだろうか……それとももっと深い意味があるのだろうか。大阪杯直後には年内引退を撤回していた北島オーナーだが、その気持ちが揺らいでいるのかもしれない。

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