ソウルスターリングに欧州遠征プラン浮上!世界最強の「天才少女」エネイブルとの親子2代にわたる”因縁”の対決なるか
今年のオークス(G1)を制し、3歳牝馬の頂点に立ったソウルスターリング(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)に来年の欧州遠征プランが浮上した。英レーシングポストの取材に、社台ファームの代表を務める吉田照哉氏が打ち明けている。
英国でG1・10勝を含む14戦14勝。今や欧州最高種牡馬に上り詰めたガリレオの最高傑作と評されたフランケル。仏オークスやヴェルメイユ賞など欧州だけでなく、米国でもG1勝利を積み重ねた世界的名牝スタセリタ。その両親から誕生したソウルスターリングは、デビュー前から「16冠ベビー」として大きな注目を浴びていた。
無論、”熱視線”を送っていたのは日本だけではない。世界を見渡しても指折りの超良血となる本馬の動向は、欧州の競馬関係者にとっても非常に興味深い対象となっていたようだ。
そして今年、ソウルスターリングはオークスでG1・2勝目を上げ2歳時に続いて世代の女王に君臨した。
それは同時に、世界各国の良血馬と交配したフランケルの初年度産駒としても「世界No.1」といえる存在に上り詰めたということでもあった。吉田照哉氏がレーシングポストの取材を受けた背景には、そういった事情もあるようだ。今や本馬は、世界中のホースマンが注目しているということなのだろう。
そんなソウルスターリングが翌年のターゲットに上がっているのが、英国のアスコット競馬場で行われるプリンスオブウェールズとキングジョージ6世&QESの2レースだ。
吉田照哉氏曰く、まずはこの秋の毎日王冠と天皇賞・秋の結果次第となる模様だが、天皇賞・秋は古馬の牡馬が58kgを背負うことに対して、3歳牝馬のソウルスターリングが54kgで出走できることを強調している。これまで3歳牝馬が天皇賞を制した例はないが、4kgのアドバンテージは非常に大きいと考えているようだ。
また、今回の報道を受けて俄然注目が高まってきているのが、現在の欧州No.1として今秋の凱旋門賞でもブックメーカーで1番人気に支持されているエネイブル(牝3歳、英・J.ゴスデン厩舎)との対決だ。
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