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Twitterスパム大流行、手口と防御法~他人のアカウント悪用、著名人装い詐欺も

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●フォロワー集めの目的

 冒頭で紹介した、最近話題のアプリ連携型スパムはもちろん、プレゼント型アカウントやパクツイbotなども、大ざっぱにいえばアカウントのフォロワーを集めることに執心している。

 パクツイbotの場合は集めた人に直接広告を配信するため、目的がわかりやすいし、ある意味大きな害はない。しかし、アプリ連携型スパムの場合は少々悪質で、関連するアカウントのフォロワーを著しく増やし、ユーザーのアカウントを悪用する素地も整えてしまう。著名人アカウントから適当なことを投稿できるのだから、わざとおかしなことを言って炎上させたり、著名人の発言力によって多くの人を騙したりすることもできるわけで、こちらは放っておくことは害になるといえる。

 ではプレゼント型は何を目的にしているのか。恐らくアカウント売却のための準備ではないだろうか。これはアプリ連携型でフォロワーを増やしているアカウントも同じ目的を持っているかもしれない。

 何かを宣伝したい、広めたいと考えてTwitterを始める時、ゼロから自力でスタートするのはなかなか難しい。あからさまな宣伝アカウントはあまりフォローされないし、フォロワーが少ないアカウントの発言や存在はあまり認知されない。最初につまずくのが、どうやって見てくれる人を増やすかという部分なのだが、これを最初からフォロワーのいるアカウントを購入することで済ませよう、とする考えがある。

 そこで生きてくるのが、フォローは限りなくゼロに近く、フォロワーが大量についているアカウントだ。発言数も限りなく少ない方がよい。ほとんど履歴がないのにフォロワーだけ大量にあるアカウントを高額で購入し、アカウント名等をさっと変更して宣伝等に利用する。そういう需要に向けた商品づくりが、フォロワーを強引な手段で増やす目的の1つだろう。

 特にプレゼント系のアカウントについているフォロワーは、うまい話にはよく調べもせずにすぐ食いつく人の集まりという属性があるといえるわけで、ある意味カモつきアカウントということになりそうだ。

●自分のアカウントを定期的にチェックしよう

 おかしな罠にかからないようにするためには、アプリ連携は最低限に絞ることが第一だ。診断や占いで遊びたい人も、手当たり次第に使うのではなく、使いたい時に使った後にはすぐ連携を解除するなど工夫してほしい。

 また、定期的に自分をフォローしているユーザーや連携アプリをチェックしよう。連携させた覚えがない、またはあまり使っていない連携アプリは、すぐに解除したほうがよい。必要があれば再度連携すればよいのだから、迷ったら、とりあえず解除しよう。フォローしているユーザーについても、なんのためにフォローしているのかわからないような相手であれば、リムーブしておこう。
(文=エースラッシュ)

BusinessJournal編集部

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