真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.10.23 07:48
何故キタサンブラックは天皇賞・秋(G1)に出走しなかったのか。陣営が東京2000m参戦に踏み切った「2つ」の理由
編集部
現役最強馬の引退へのカウントダウンが、いよいよ始まる。
昨年の年度代表馬キタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)が、29日に東京競馬場で行われる天皇賞・秋(G1)に出走。「年内引退」を発表した昨年の年度代表馬が大団円に向け、ますは秋古馬3冠の開幕戦に挑む。
仮にキタサンブラックが天皇賞・秋を始め、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)を3連勝し「秋古馬3冠」を達成すれば、通算獲得賞金で世紀末覇王テイエムオペラオーを上回り歴代トップに躍り出る。
毎年、好メンバーが集う天皇賞・秋だが、今年も宝塚記念(G1)で敗れたサトノクラウンを始め、数多くのG1馬が集結。すでにこの秋「最大の決戦」という呼び声も上がっているが、陣営としても「叩き台の意識はない」と初戦から”全開”の構えだ。
しかし、その一方で5歳馬のキタサンブラックにとって今回が「初の天皇賞・秋」ということになる。そもそも何故、本馬は昨年の天皇賞・秋に参戦しなかったのだろうか。
昨年は、主戦の武豊騎手にエイシンヒカリの騎乗が控えていた。だが、仮に陣営が東京2000mの舞台に自信を持っているのであれば、”譲歩”する必要は特になかったはずだ。実際に”たられば”ではあるが、本馬が京都大賞典から始動したことによって、武豊騎手は南部杯(G1)のコパノリッキーに騎乗できず、ある意味ではG1制覇の機会を逃している。
そうまでして陣営が昨年の天皇賞・秋を避けた理由は、武豊騎手へのこだわりも然ることながら、単純に「府中2000mに適性を感じていなかった」からではないだろうか。
実際に、今年の天皇賞・秋参戦を切り出したのは、調教師の清水久詞でも、主戦の武豊でもなく、本馬のオーナーで演歌界の大御所・北島三郎だった。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 田辺裕信「痛恨ミス」に降板を期待する声も浮上?超大物馬主が「何やってんだよー」のご立腹…一石投じたファンとのやり取りに注目集まる
- 「G1馬5頭」でも盛り上がりを欠く今年の大阪杯…ドウデュース、リバティアイランド登場も国内は閑古鳥…いよいよ「最弱世代」疑惑は確信レベル?
- C.ルメール「12戦全敗」で連覇に審議ランプ点灯?ライバル川田将雅は7勝の猛チャージ…ドバイワールドカップデーで注目の直接対決
- 大阪杯は最強5歳世代に注目!イクイノックス、ドウデュース、アスクビクターモア、ジャスティンパレスを【完封】したジオグリフに復活の予感!
- 【大阪杯】ノーザンファームの「締め出し作戦」が大成功?フルゲート16頭に11頭の大攻勢…「幻の1番人気候補」が無念の門前払い
- 皐月賞馬サートゥルナーリア×桜花賞馬ハープスターで「シーザリオ×ベガ」の超名牝系タッグ! 2024年新種牡馬筆頭は「第二のスワーヴリチャード」を許さない?
- ダービー「当確級」の逸材が皐月賞参戦!過去にキズナ、シャフリヤールらが条件クリア、浜中俊VS坂井瑠星の「第2ラウンド」も勃発?
- 「競馬の神様」は実に意地悪だ!キャプテン渡辺のWIN5あるある…「これだけはやめてね」という相手が異常な確率で来る問題【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 【大阪杯】エフフォーリア、タイトルホルダー引退でも最強世代に存在感!1週前追い切りから豪快リハ…酒井学ステラヴェローチェに絶好チャンス
- 【ドバイターフ(G1)展望】武豊×ドウデュース「凱旋門賞制覇の夢」に向けて仕切り直し!ロードノースの4連覇を阻んで“夢”実現へ