12月に開催される有馬記念（G1）のファン投票の中間発表がJRAの特設サイトでなされた。

　1位は現役最強馬キタサンブラックの31,741票。さすがの貫禄を見せつけたが、昨年同レースを制したサトノダイヤモンドが25,926票で2位。今秋は国内のレースに参戦していないが、注目度は相変わらずのようだ。3位がサトノクラウン、4位には今年のダービー馬レイデオロが続いている。

　その他、クラシック戦線やG1戦線で活躍する国内のトップホースが続いている状況で、全体的には大方の予想通りといえるかもしれない。ただ、このファン投票において、明らかに人気を下げてしまった馬が1頭……。

　それが、エアスピネルだ。

　今年はほぼマイルのみに出走。マイルCSでは勝利目前の2着とするなど、現役トップホースの1頭である。主戦の武豊騎手とともに昨年のクラシックを完走、どんなレースでもしっかりと走る姿で、ファンの人気も高い存在だったのだが……。

　中間発表時点で、エアスピネルは4,121票で23位。夏の宝塚記念のファン投票で15位だったことを考えれば、大きく出遅れたといえるだろう。マイル路線ならば有馬記念に出ない、という理由で投票しないという考えもあるだろうが……。