真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.02.06 09:05
武豊が「選ぶ」は大器グレイルか、名牝の仔ジャンダルムか……天才騎手を最後まで悩ませた12年前の「数奇な運命」と「皮肉な結果」
編集部
「ホープフルSで2着したジャンダルムですね。今年の武豊騎手は本馬とジャンダルムという強力な2枚看板を有しています。どちらかがマイル路線を歩むようならブッキングもなさそうですが、ジャンダルムの次走は弥生賞(G2)と、あちらもクラシックに進む気満々といった様子……。
本番の皐月賞まで被る可能性は低いですが、武豊騎手としてもいずれはどちらかを選ぶことになりそうです」(同)
2頭と対戦経験のあるタイムフライヤーを物差しにすれば、「負けた」ジャンダルムよりも「勝った」グレイルに分があることは確かだ。しかし、ジャンダルム陣営は「タイムフライヤーに逆転できる」と強気の姿勢を見せており、武豊騎手も「良い馬」と賛辞を惜しまない。
「ジャンダルムの母ビリーヴは、武豊騎手の手綱で2002年のスプリンターズS(G1)を勝った名牝。オーナーはその時と同じ前田幸治さんですし、武豊騎手としても思い入れのある1頭だと思います。
管理する池江泰寿調教師も、武豊騎手とは同級生で幼馴染という間柄。一方のグレイル陣営との関係が悪いというわけではないですが、仮に2頭がまったくのフラットな状況なら、武豊騎手はジャンダルムを選ぶ可能性が高いでしょうね」(同)
思い出されるのは12年前、2006年春の3歳牡馬クラシックか。当時、武豊騎手には共同通信杯と弥生賞を連勝したアドマイヤムーンと、デビューから無敗の4連勝を飾ったフサイチジャンクという2頭のお手馬がいた。
1冠目の皐月賞を前に天才がどちらを選択するのか注目が集まったが、結果的にはフサイチジャンク陣営が岩田康誠騎手への乗り替わりを発表した。武豊騎手は「僕の一存では決められない所まで来ていましたから、オーナー間、厩舎間の折り合いに任せた形です」とコメント。当時はアドマイヤ軍団の総帥・近藤利一氏と蜜月の関係にあったことも影響したといわれている。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 田辺裕信「痛恨ミス」に降板を期待する声も浮上?超大物馬主が「何やってんだよー」のご立腹…一石投じたファンとのやり取りに注目集まる
- C.ルメール「12戦全敗」で連覇に審議ランプ点灯?ライバル川田将雅は7勝の猛チャージ…ドバイワールドカップデーで注目の直接対決
- 「G1馬5頭」でも盛り上がりを欠く今年の大阪杯…ドウデュース、リバティアイランド登場も国内は閑古鳥…いよいよ「最弱世代」疑惑は確信レベル?
- 大阪杯は最強5歳世代に注目!イクイノックス、ドウデュース、アスクビクターモア、ジャスティンパレスを【完封】したジオグリフに復活の予感!
- 【ドバイターフ(G1)展望】武豊×ドウデュース「凱旋門賞制覇の夢」に向けて仕切り直し!ロードノースの4連覇を阻んで“夢”実現へ
- 皐月賞馬サートゥルナーリア×桜花賞馬ハープスターで「シーザリオ×ベガ」の超名牝系タッグ! 2024年新種牡馬筆頭は「第二のスワーヴリチャード」を許さない?
- 【大阪杯】ノーザンファームの「締め出し作戦」が大成功?フルゲート16頭に11頭の大攻勢…「幻の1番人気候補」が無念の門前払い
- 「競馬の神様」は実に意地悪だ!キャプテン渡辺のWIN5あるある…「これだけはやめてね」という相手が異常な確率で来る問題【徒然なる神のくず競馬トーク】
- ダービー「当確級」の逸材が皐月賞参戦!過去にキズナ、シャフリヤールらが条件クリア、浜中俊VS坂井瑠星の「第2ラウンド」も勃発?
- 【ドバイゴールデンシャヒーン(G1)展望】「1年越し」リベンジかかるリメイク!兵庫の雄イグナイター、巨漢ドンフランキーらも虎視眈々