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JRA「63億円大改装」に時代錯誤の声!? 東西「大格差」解消へ巨額投資も現場冷ややか……変化したトレーニングセンターの今

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「関西の栗東トレセンよりも設備的に劣る美浦トレセンの充実は、長く関東の調教師会などからも要望があり、今回ようやく実現が現実的になってきたという段階です。これが関東の競馬界にとってプラスに働くことは間違いないですが、『西高東低』という根本的な問題の解消につながるのかといえば、首を傾げる関係者も多いようです」(競馬記者)

そう話す記者と親しい関係者からは、今回の動きに関して「遅すぎる」どころか「時代錯誤」という声もあったとか……。というのも昨今の競馬では、すでに東西のトレーニングセンターの「役割そのもの」に大きな変化が起きているという。

「近年ではトレセン以外の場所で馬を鍛える、いわゆる『外厩』を利用する馬の活躍が目立っています。代表的なものは、ノーザンファームが誇る東西2つ。関西のしがらき、関東の天栄と、どちらもJRAのトレセンよりも遥かに優れた施設が導入されています。

その結果、最近ではより充実した設備が揃う外厩を利用するために短期放牧に出す調教師も多く、休養明けの馬も外厩でほぼ仕上げられた状態でトレセンに帰ってくるなど、トレーニングセンターの役割は大きく変化しようとしています。

お話させていただいた先生が『時代錯誤』というのはそういうことで、外厩が主流になりつつある今さら、大規模な工事費を費やして東西のトレセンの設備を平等にする意味はあまりないということです。『トレーニングセンター』という名前ですが、今は鍛えるのは外厩の仕事、トレセンはレースに備えた調整の場という認識が広まっていますね」(同)

 また関係者が話すには、関東の美浦トレセンの問題点は施設面の不足よりも、その立地にあるという。

「茨城県にある美浦トレセンですが、以前からずっと立地と交通の便の悪さが問題視されています。例えば、関西の滋賀県にある栗東なら高速道路のインターも近く、交通の便も年々発達して京都競馬場まで約1時間、阪神競馬場でも2時間は掛かりません。

一方、美浦からは中山競馬場でも2時間弱、東京競馬場だと渋滞に巻き込まれることも多く、3時間以上掛かることも……。ここまで差があると関東馬は『地元のアドバンテージ』を活かすことは難しいでしょうね。これも西高東低の大きな原因といわれています」(同)

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