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JRAファン「悲願」ウオッカ×ディープインパクトついに実現か……「遅すぎる」意見多数も谷水オーナーの「思い」が

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 しかし、これに谷水オーナーは「海外種牡馬とウオッカを交配させて、生まれた牡馬が活躍し、引退後日本で種牡馬入りできれば、サンデーサイレンスの血を引く牝馬と交配することができる」という考えだったと、雑誌の中で触れている。

「サンデーサイレンスの血を引く馬ばかりが生産されてきた競馬界が現在抱えている問題の一つに、サンデーサイレンスの血を引かない海外種牡馬の輸入が、必ずしもうまくいっていないことにあります。ハービンジャーなどは活躍馬を出してはいるものの、ディープインパクト級の活躍ではありません。その問題を谷水オーナーは、ウオッカで解消できるのではないかと考えていたのでしょう。かなり先を見越した考え方ですよね」(同ライター)

 もしウオッカを日本に連れ戻し、ディープインパクトなど日本の種牡馬と交配させたら、谷水オーナーの当初の考えが崩れてしまう。1年、2年の目先の利益にとらわれず、10年、20年先の日本競馬界を見据えた8年前の行動には、我々も一目置くべきだろう。

 名のある牝馬が、必ずしも名馬を産むとは限らない。しかし、エアグルーヴが良い馬を世に送ってきたように、ウオッカも名馬を産んで欲しいと思ってしまう。そして、ウオッカの仔がドバイや凱旋門賞の海外G1を取る姿を見てみたいものだ。

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