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2018.10.04 14:00

JRA「台風被害甚大」関係者疲弊……「売上至上主義」が招く現状と松山弘平騎手の受難
編集部
9月30日の競馬開催が中止となり、翌々日の10月2日(火)に代替開催を行った阪神競馬場。異例の事態に厩舎関係者や騎手はもちろんマスコミなども大混乱。あらゆるところでトラブルや不満が噴出していたという。
そんな中、今回の騒動で一番割りを食ったと見られているのが松山弘平騎手だ。本来ならば、スプリンターズS(G1)の裏で開催された阪神競馬場で多くの有力馬に騎乗予定だった。だが、予定が2日にまでずれ込んだことで、金沢競馬場の白山大賞典(G3)とバッティング。有力馬であるミツバへの騎乗をキャンセルするわけにはいかず、泣く泣く阪神競馬場での騎乗を見送ることになってしまった。
「松山騎手は10鞍騎乗予定でしたが、その内6鞍は同じエージェントの和田竜二騎手が騎乗し、あとはそれぞれ他の騎手が騎乗していました。エージェントも『バタバタしたし、ついてなかった。いい馬も多かったのに』とボヤいていましたね」(競馬記者)
松山騎手はさぞ後ろ髪を引かれる思いだっただろう。しかも向かった白山大賞典では、単勝1.8倍に支持された1番人気のミツバに騎乗するも、本馬は2周目向こう正面で手応えがなくなり大きく失速し、まさかの殿負け。結果論ではあるものの、まさに泣きっ面に蜂だった。
そしてこの変則開催のしわ寄せは、厩舎関係者たちにも押し寄せてきているという。
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