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2018.10.15 08:43

『下町ロケット』高視聴率も「下町ボブスレー」騒動のせいで白けてる? 「下町の技術力」という幻想?
編集部

14日に放送を開始した『下町ロケット』(TBS系)が早くも好評だ。
3年前の第一シリーズでも高視聴率を叩き出した人気作だが、今シリーズでもその面白さは健在の様子。主演の阿部寛の熱すぎる演技をはじめ、竹内涼真や土屋太鳳、安田顕に立川談春、そして新キャラクターの古舘伊知郎にイモトアヤコ、尾上菊之助、六角精児など豪華キャストで高視聴率維持は確実だろう。池井戸潤氏原作の脚本にも安定感がある。
「悪役陣がとにかく豪華で、それをバッタバッタとなぎ倒していく展開は安定の面白さですよね。我が家の坪倉由幸さんが突然出演するなど、飽きさせない演出も多彩です。
今季ドラマはまだすべて出揃っていませんが、すでに頭1つ抜けている印象です。ドラマはTBSの独壇場が続きますね」(記者)
今回は宇宙事業が頓挫となり、佃製作所がトラクターのトランスミッション開発に希望を見出すというもの。一切の隙がない『下町ロケット』。視聴率もダントツ1位で終わるのがすでに確定的だ。
ただ、これは作品とは一切関係ないが、今年巻き起こった「あの騒動」のせいで、社会的には「町工場技術」というものに疑問符もついてしまっている。
「日本の町工場は、確かに大企業顔負けの技術で世界に認められたものもたくさんあります。NASAに認められロケットが飛ぶという『リアル下町ロケット』もあるくらいですから。
ただ、今年2月に起こった『下町ボブスレー』騒動は非常に残念でしたね。東京都大田区の町工場有志が開発した『下町ボブスレー』が、ジャマイカの五輪チームから不採用を通告された件です。